ウォルマートは現在、アマゾンのメディアサービスと競うことには関心がないようだ。その代わり、同社は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)中にアマゾンをしのいだ食料品販売に注力している。ソフトウエア企業のタブス・アナリティクス(TABS Analytics)が先月発表した調査によると、ネット上での食品飲料の小売取引におけるウォルマートのシェアは30%で、アマゾンは27.1%だった。
ウォルマートは、会員費を払いたくない消費者向けに、その他のサービスを継続することを計画している。同社は、「こうしたメリットは、無料の歩道での商品受け取りや翌日配送、2日以内配送などのウォルマートの既存の顧客サービスに追加で提供されるものだ。当社では、配送ごとに手数料を支払う選択肢を提供し続けることで、顧客が自分に最も合っているサービスを選べるようにする」と述べた。