日本のポップスター「嵐」が外国人記者に語った活動休止前の心境

昨年11月に台湾を訪れた際の記者会見にて。(VCG/VCG via Getty Images)

日本のポップロックバンドの「嵐」は昨年、国際レコード産業連盟(IFPI)が彼らのベストアルバム「5×20 All the BEST!! 1999-2019」を、2019年に世界で最も売れたアルバムに認定したことで、大きな注目を集めた。このアルバムの売上は、テイラー・スウィフトやBTS、レディ・ガガの最新作を上回っていた。

そのような偉大なゴールを達成した嵐は、今年に入ってもアクセルを緩めず、音楽活動に力を入れ、7月には新曲「IN THE SUMMER」をリリースした。

2020年の末で活動を休止する嵐のメンバーたちは現在、多忙を極めているが、筆者は幸運にも2人のメンバーに取材するチャンスを与えられ、ここ最近の音楽活動や活動休止に至った経緯を聞くことが出来た。

注記:インタビュー中の2人は日本語で話し、その内容は翻訳者によって英語に翻訳された。話の主旨を明確にするため、内容には編集が加えられている。

──嵐のベストアルバムが昨年、世界で最も売れたアルバムになったことを知って、とても驚きました。そのニュースを聞いた時、どんな気持ちでしたか?

松本潤:信じられないほど驚いて、本当に嬉しかった。あのアルバムはもともとは日本だけを対象にしたものだったのですが、結果的に世界中の人たちに楽しんでもらえたことは、大きな意味があったと思う。最近リリースした曲も、いろんな人に楽しんでもらえて、本当に嬉しい。

──嵐は20年も活動を続けていますが、バンドがクリエイティブであり続けるための秘訣は?

櫻井翔:毎年新しいものを生み出せているという事実が、活動を続ける原動力になっています。この20年間、毎年アルバムをリリースし、コンサートも必ず開催してきた。だからこそ、定期的に何かを生み出す力が、僕らの活動を後押ししていると思います。

──音楽業界は大変な世界ですが、嵐はなぜこれほど長い間人気を維持できていると思いますか?

櫻井:毎年新しいことにチャレンジすることで、全てを新鮮で刺激的なものに出来る。それはファンにとっても同じだと思います。それに加えて、嵐は5人のメンバーが全員、テレビやドラマ、バラエティ番組、映画などで自分のやりたいことを追求している。

僕らはニュース番組にも関わっていて、様々なファンと触れ合い、色んなスタイルのエンターテインメントを提供することで、トレンドが変化しても新鮮さを保ちつつ、活動を続けています。何が良いのか、何がホットなのかを把握し、進行中の仕事にフィードバックしようとしています。
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編集=Forbes JAPAN 編集部

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