4. 部下を時々休ませる
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の間、仕事と家庭での生活のバランスを取るのに苦慮している人が多いことが研究から示されている。ある調査によると、隔離生活の一環として在宅勤務をしている人のうち、育児や子どもの自宅学習などの家事に費やしている時間は男性よりも女性の方が多い。また、遠隔勤務をしている母親は、遠隔勤務をしている父親よりも不安と寂しさを感じることが多いともされている。
ワークライフバランスをめぐるストレスが強いと、意図しない間違いや誤解を生んでしまう。良く考えずに結論を出したり推測したりすることは避けよう。部下もあなたと同じく普段より大きなプレッシャーにさらされていることを心得ておこう。部下には広い心を持って接すること。相手もあなたと同じ人間だ。もし同じ問題が何度も繰り返されて深刻化した場合には対処すること。
5. 雑談をする
部下の中には、遠隔勤務は冷たくて機械的だと感じる人もいる。電子メールと予定された会議が仕事の中心になり、冷水器や昼食、休憩室、廊下で仕事や仕事以外の話題についてざっくばらんに話す機会がなくなるため、仕事が人間味のないものになってしまう。
上司の仕事は、部下が孤立を感じないようにすることだ。人間的なつながりを維持する一つの方法は、雑談だ。
部下に対し、最近調子はどうか、今読んでいる本は何かなどを尋ねよう。仕事とは関係がないことについて話し、仕事以外での楽しみについて聞こう。こうすることで、部下はあなたが自分のことを労働者としてだけでなく人として気に掛けていると感じるだろう。自分が大事にされていると分かれば、向こうもあなたのことを大事に思うようになるはずだ。
チームが遠隔勤務しているときには、より良い上司になることを意識して行動しよう。部下とビデオ会議を開き、何を必要としているかを尋ね、やる気を引き出し、時々休憩を与えつつ、雑談をしよう。良い上司になることは、良いリーダーになることだ。