コロナのせいで仕事が嫌に... ピンチをチャンスに変える方法

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心理学者のクリスチャン・ジャレット博士いわく、新型コロナウイルスが引き起こした混乱はポジティブな変化をもたらす可能性がある。人々は歩みを緩めることを強いられ、人の命のもろさを目の当たりにしたことで、自分の生活を省みて、理想的な人間へと成長しようとするだろうというのだ。

新型コロナウイルスの流行前、多くの人は自動運転の生活を送っていた。だが今は、コロナ危機によってキャリアを含む生活が止まってしまった。これは、自分が理想的なキャリアの目標へ向かっているかを確認する良い機会かもしれない。世の中がスローダウンしている間に、以下の3つのことを実践し、自分が理想的なキャリアを歩んでいるかどうかを確かめよう。

1. 仕事で好きな部分と嫌いな部分を特定する


完璧な仕事など存在しない。どんな仕事にも、自分が好きな部分とそうでない部分が出てくるものだ。今は、自分の役割やキャリアを見つめ直す良い機会だ。

自分はデータ入力が好きか、編集が好きか、それともチームマネジメントにやりがいを感じるか、などについて考え、現在だけでなく過去も含めた自分の仕事上の役割について、好きな部分と嫌いな部分を洗い出す。そして、自分が将来もっと力を入れてやりたいことは何かを考えよう。

キャリアに振り回されてはいけない。自分のキャリアは自分でコントロールし、望む方向へと向かわせなければならない。自分の好みを特定することで、進むべき道が明確になるだろう。

2. キャリア目標を明確にする


自分の好みを明らかにしたら、次はキャリアの目標を立てよう。例えば、編集の仕事が好きなら、コミュニケーション関連の仕事でキャリアを積みたいかどうかを考えてみる。人の管理が嫌なら、単独で完結する仕事が向いているかもしれない。今の仕事に情熱を持てないなら、自分の価値観やミッションに沿った企業への転職を検討すべきだろう。自分が進みたい方向へと歩み出すためには、ビジョンや理想像を固める必要がある。
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編集=遠藤宗生

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