チャンスを掴む人が忘れないこと。「4.5トンの象への餌やり」

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3. リストを見栄えよくする。写真を入れたり、書体に凝ったり。バランスよく並べてみよう。特別な紙にプリントアウトするのもよし。

4. いつも手元に置く。職場と家に同じリストを置いておこう。財布の中やスポーツジムのロッカーやトレーニングバッグの中、日記やパソコンの壁紙などにも。見ないふりができないように。

5. リストにお金をかける。多少乱暴に扱っても大丈夫なように、リストにはお金をかけよう。金属板に刻みこむとか、絵画に加工してみるとか。アーチストや職人に頼んで作ってもらってもいい。そのときどきの優先事項を特別仕立てにすれば、決して忘れることはないはずだ。

6. 協力を求める。あなたの最優先事項を、同じ優先項目をもっている人や、進んで力を貸してくれる人のそれと一致させよう。大切な相手がいるのなら、共通の優先項目を同じ言葉を使って書くようにしよう。同僚や取引先の人、コミュニティのメンバーとも共有しよう。心の師や、将来そうなってくれる人を見つけよう。

7. 記録する。それぞれの項目の性質に合わせて、見直す期間を設定しよう。たいていは、毎週か毎月見直すのが効果的だ。

8. 怖れるな......その日が来るのを。私の大好きな一コマ漫画〈ファーサイド〉には、トレンチコートと中折れ帽をまとった象が登場する。ターゲットがやって来るのを路地の暗がりで待ち伏せし、急に目の前に現れてこう言う。「俺を覚えているかい、シュナイダーさん? 1947年にケニアで会っただろう。もし象を撃つ気なら、仕留めるまでやる覚悟が必要なんだぜ」。

人生とはそういうものだ。チャンスは一度だけ、しかもびっくりするほど失敗しやすい。あなたの象を忘れてはいけない、なぜなら──。

象はあなたのことを決して忘れないから。


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翻訳・編集=川崎稔/S.K.Y.パブリッシング/石井節子

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