白書は、人気クリエイターになる人の特徴や傾向、彼らが培ったフォロワーを増やす技やバズるコンテンツ作りのコツなど、TikTokでの成功へのノウハウがまるごと分かる内容だ。企業やブランドがTikTokを通じて、生活者とのエンゲージメントを高めるために活用できるだろう。
圧倒的にフォロワーが増えやすいTikTok
他のプラットフォームと違い、TikTokはコンテンツ次第でフォロワーがゼロの状態からでもバズる可能性があり、誰もがクリエイターとしてコンテンツ投稿を始めやすい環境となっている。
TikTokクリエイター達に質問したところ「フォロワーが増えやすい」と回答した人が半数を超え、なかでもフォロワーが10万人を超えるクリエイターは69.2%と約7割にまで達し、多くのクリエイターがTikTokにおけるフォロワーの増えやすさを実感している。クリエイターはTikTokで投稿することの良さを理解したうえで、上手に活用していると言える。
また、TikTokクリエイターの大きな特徴としては、圧倒的なエンゲージメントの高さがある。他のプラットフォームで、フォロワー数が10万人を超えるクリエイターのエンゲージメント率が0.3%や1.10%の一方、TikTokクリエイターのエンゲージメント率は5.30%と高く出ている。
TikTokクリエイターの「人気が増すサイクル」とは
以下の4つの「人気が増すサイクル」により、相乗効果的にファンを増やすことができるのがTikTokのクリエイターの強みだ。彼らは、芸能人よりも身近に感じられる存在として、ユーザーと強い繋がりを持っている。
1. 広がる人の輪
クリエイターとしての活動をしていく中で、仲間やファンが増えていき、日常では出会えなかった他のクリエイターとの横の繋がりも広がっている。なかでもフォロワーが10万人を超えるクリエイターの55.8%が「クリエイター同士のつながりが増えた」と回答している。
2. TikTokを入口に他のプラットフォームのフォロワーを増やす
多くのクリエイターは、TikTokを活用し、他のプラットフォームのフォロワーも増やしている。TikTokならではの相乗効果で、次々にファンと繋がっていく。
3. 巷の有名人に
拡散力が桁違いに強いTikTokでのクリエイターになると知名度が上がり、10万フォロワー以上のTikTokクリエイターのうち、「街で声をかけられる」という経験があるクリエイターは約2人に1人にも上る。
4. 企業からの依頼が増える
TikTokクリエイターになったことで企業からの依頼が増えたという人は約4割にも上る。