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「ビジネスとテクノロジー、デザインのすべてを見れる人を“高度デザイン人材”と呼んでいるんですが、こんな人材は正直中々いません。BOLDは各分野で高い専門性を誇るスペシャリストを“プロフェッショナル・ギルド”としてチーム組成できるので、デザイン経営の実現における最重要課題である“多様な専門性”に高次元でアプローチすることができます」(大山)

企業が高度デザイン人材を探して採用するのではなく、そういった人材を企業の課題に合わせて送り込み、ハンズオンで支援していけばいい──それを体現しているのがBOLDだ。

今回、BOLDが支援するOCEAN SPIRALには大山がCDOとして派遣され、BOLDの専門家チームと共にハンズオンで様々なサポートを行っている。



「海底2万マイル」の世界観を実現


OCEAN SPIRALは小さな子どもから高齢者まで、あらゆる人々が潜水球体の中に乗って海中旅行できる、世界初の次世代潜水船「SEA BALLOON」を開発している企業。通常の潜水艇で海の中に潜る場合、大型の調査艇を用意するほか、何人ものクルーが必要となり、最低でも1000万円ほどのコストがかかるため、富裕層しか海中旅行はできなかった。

しかし、OCEAN SPIRALは母船と潜水艇のユニットを完全に一体化する技術を使うことで、誰でも低コストで海中旅行ができる。



実際、港に停留している船に乗り、潜水ポイントまで行くと球体が下がり、従来の潜水艦ツアーでは到底行けない最大深度100mまで潜れる。また、母船の水平移動と球体の上下移動が連動することで、あらかじめ決められた海底のコースを遊覧することもできるという。

「ポイントは船と球体を移動させることによって、誰でも海の中に容易にアクセスできるようにすることです。この潜水球体の内部は1気圧を保っていますので、ダイビングに必要なライセンスも不必要で、簡単かつ安全に海の中を楽しめます」

こう語るのは、OCEAN SPIRAL代表取締役の米澤徹哉だ。同社は2016年11月の設立。米澤はもともと、IT系広告代理店の新規開拓営業やサイバーエージェントグループの経営戦略室で、各種モバイルサービスやアプリ事業の戦略立案からローンチまで一貫して携わった経験を持つ人物だ。ずっとインターネット畑のキャリアを歩みながらも、昔から大好きだった「海」への思いを捨てられず、海中旅行を可能にする夢の実現をすることに決めた。

同社の事業は「海底2万マイル」を想像するとわかりやすい。まさにあの世界観を実現するために動き出したわけだが、当初は周りから「不可能だ」と言われた。ただ米澤は諦めることなく、世界中で開発先を探し、ついに水深1万1000mまで潜水可能な米国の潜水艇メーカー「Triton Submarines」と独占的な業務提携を結び、アイデアの実現にこぎつけた。

文=池田鉄平 写真=BOLD提供

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