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プロフェッショナルギルド「BOLD」

“どこかの素敵を、世界一にしよう”をコンセプトに掲げ、「ブランディング」「資金投資」「事業開発」という3つの軸をもとに、国内の企業にアイデア・人材・デザイン・資金を投資するプロフェッショナルギルド「BOLD」が始動したのは、2019年12月のこと。スタートから約半年が過ぎ、同社は新たな動きに出たようだ。

BOLDは休眠特許や先端的なテクノロジー、伝統技術を保持する企業や、尖ったアイデアを保有するスタートアップなどに対して、CDO(チーフ・デザイン・オフィサー)を組織に送り込み、課題を抽出し、その課題をクリエイティブで解決するハンズオン型の独自の支援プログラムを開始している。

「その企業にとって世界一と誇れる北極星(コアコンピタンス)を見極め、そこを目指した組織マネジメント、そして最適な顧客体験のデザインをサポートできればと思っています」

BOLD代表取締役CDOの大山よしたかはこのように語る。上記のプログラムの第1弾として、BOLDが支援しているのが次世代潜水船「SEA BALLOON(海中バルーン)」の開発を進めるスタートアップ「OCEAN SPIRAL(オーシャンスパイラル)」だ。



事業開発と社会実装をつなぐ「接着剤」が必要


SaaS(Software as a Service)やDX(デジタルトランスフォーメーション)といった言葉がバズワード化するなど、近年さまざまな新事業領域が創出され、技術革新に伴いマーケットの価値観も多様化しており、社会価値創造の難易度は高度かつ複雑化している。

そうした時代に求められるのが、デザインを企業価値向上のための重要な経営資源として活用し、ブランド力とイノベーション力を向上させる「デザイン経営」だ。

実際、コンサルティングファームや金融機関がデザイン会社を買収したり、協業したりする流れが加速している。マッキンゼー・アンド・カンパニーがデザイン会社「LUNAR」を買収したことが有名だろう。それ以外にも、社内でデザイン組織を構築、CDOやCCO、CXOとして経営層にデザインの責任者を置くなど、急速にデザインシンキングを取り込む動きが加速している。

また、デザインへの投資を行う企業はリターンで高いパフォーマンスを発揮している。だからこそ、大山は「事業開発と社会実装をつなぐ“接着剤”としてクリエイティブが必要になってきている」と語る。しかし、このデザイン経営を実施するにあたって求められるのが、顧客体験を統合的にデザインし、イノベーションを創出「高度なデザイン人材」だが、需要と供給がバランスしておらず、企業単位での獲得は難しい。

文=池田鉄平 写真=BOLD提供

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