同妃のこの行動はソーシャルメディア上で大きな注目を集め、英国内では「王室のルールに反する」として、ヘンリー王子夫妻から「公爵」の称号をはく奪すべきとの声も上がっている。
サセックス公爵夫妻は2020年1月、英王室の公務から退く意向を表明。すでにエリザベス女王の正式な代理として行動する立場ではなくなっている。そのため、この“ルール”が夫妻に適用されるかどうかはわからない。だが、英王室のメンバーは従来、政治的な発言をしないこととされてきた。
英国の著名な王室コメンテーターのなかには、過去には選挙など政治的な問題に触れても「ひどいスキャンダル」にならなかったロイヤルメンバーもいるとして、メーガン妃を支持する立場の人もいる。また、ポッドキャスト番組の司会者ナターシャ・デヴォンは、メーガン妃には“過剰な批判”が向けられていると擁護する。
一方、ジャーナリストのピアス・モーガンや保守派のロンドン議会議員デビッド・カーテンなどは、同妃とヘンリー王子は「公爵」とその夫人の称号を返上すべきだとツイート。
さらに、ジャーナリストのジュリア・ハートリー・ブリューワーも、「これ(王室メンバーの政治的発言を批判すること)は、キャンセル・カルチャー(気に入らないものを完全に拒否しようとすること)ではない。彼ら(ヘンリー王子夫妻)が労働契約に違反しているのだ」と投稿している。
メーガン妃は、自身が大統領選で誰に投票するつもりでいるのかについては明言していない。ただ、やるべきことは数多くあり、「危機にさらされているもの」も数多くあると指摘。有権者らに対し、「私たちすべてにとって必要であり、私たちにふさわしい変化を生み出すために」、投票すること求めた。