メーガン妃はまた、ボーター・サプレッション(ライバル陣営の支持者に対する投票妨害)の試みがあることについても言及。「だからこそ、私たちは助け合い、投票する必要がある」「これは闘う価値のある闘いであり、考えを主張するためには、投票しなくてはならない」と呼び掛けた。
さらに、「投票所に行って票を投じないなら、あなたは共犯者だ」「無関心でいるなら、あなたは共謀していることになる」とも述べている。
「意見を言えること」が重要
メーガン妃が参加したイベントは、女性の参政権を認めた合衆国憲法修正第19条承認の100周年を祝って開催されたもの。ミシェル・オバマ前米大統領夫人が共同で立ち上げた超党派の非営利団体「When We All Vote」と、オバマ政権下で設置された「ホワイトハウス女性・少女委員会」をルーツに持つ「The United State of Women」(ジェンダー平等の実現を目指して活動)が共同で実施した。
メーガン妃は演説のなかで、有色人種の女性たちにとっては、投票権を獲得するまでにその後もさらに何十年もの時間が必要だったと指摘。そしていまでも、その権利は社会の主流から取り残されたコミュニティーの女性たちにとって、完全に行使できるものにはなっていないと主張。「これは、どう考えても間違っている」と訴えた。
一方、メーガン妃は21日に参加した非営利団体「The 19th」のオンラインイベントでは、黒人男性ジョージ・フロイドが警官の暴力で死亡したこととそれに続く一連の抗議活動や、人種差別、投票などについて自らの考えを率直に語った。
このときには、「最近は自分の考えを言うことができなくなっていた」して、「母国はいいですね」と述べている。