長さ約46メートルの同号の所有者は、バノンとビジネス上の関係がある亡命中国人富豪の郭文貴が所有するものだと報じられている。だが所有主や今後の購入者が誰になろうと、これが素晴らしい船であることには間違いない。
設計はデュボワ・ネーバル・アーキテクツ、内装はレッドマン・ホワイトリー・ディクソンが手掛けており、白大理石やステンレス鋼、マカッサルエボニーの戸棚や漂白されたオーク材が特徴だ。大きなガラス窓からは自然光がたっぷり差し込み、説明資料によるとオーナーのスイートからの眺めは目を見張るものだ。
内部には5つの特等室があり、最大10人の乗客と8人の乗組員を収容できる。上部デッキには数種類の座席や日光浴エリア、外部操舵席がある。ガラス張りの天井パネルと湾曲した窓を備えた特徴的なハードトップは、窓をスライドすれば隙間をふさぐことができる。これによりプライバシーを保てるほか、空調管理された追加の室内デッキを作り出すことができる。
バノンは米コネチカット州沖で逮捕される前、レディー・メイ号の後部デッキにいるのを目撃されていた。このヨットは、次の所有主にとっては大きな値打ち品となるかもしれない。