同社の時価総額はここ2年間で倍増しており、株価は今年に入ってから55%近く上昇。新型コロナウイルス流行により米株式市場が底を打った3月23日からは106%上昇した。(これに対し、S&P500種株価指数の同期間の上昇幅は51%だ)
アップル株は現在、同社史上最高値の470ドル弱で取引されており、米金融アナリストらは今後も上昇が続くと予想。ブルームバーグによると、61%が「買い」、27%が「ホールド」の評価をつけている。
他の米IT大手各社は時価総額でアップルに後れを取っており、マイクロソフトが1兆7000億ドル、アマゾン・ドット・コムが1兆6000億ドル、グーグルの親会社アルファベットが1兆1000億ドル、フェイスブックが7610億ドルとなっている。
アップルの時価総額は、2018年8月2日に米企業で初めて1兆円を突破。今年7月31日には好調な第3四半期決算が追い風となり、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコを抜き世界の公開会社で1位となっていた。
サウジアラムコは昨年12月に時価総額が2兆円を超えたが、石油価格の暴落と新型コロナウイルスの流行により株価は下落。一方のアップルは新型ウイルス流行中、在宅勤務のトレンドやインターネット販売の需要増加により業績を伸ばした。