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AaronP/Bauer-Griffin/GC Images / by gettyimages

イーロン・マスク率いる米宇宙企業スペースXが新たに19億ドル(約2000億円)の資金を調達したことが、当局に提出した資料で明らかになった。米調査会社ピッチブックのデータによると、今回の資金調達ラウンドはスペースXにとって過去最大のものだったという。

ブルームバーグは関係者の話として、非公開企業であるスペースXの評価額は460億ドルになったと報じている。今回のラウンドには、既存の出資者である米投資信託大手フィデリティ・インベストメンツが最大規模の参加者だったという。

ピッチブックによると、今回の資金調達ラウンドには募集枠を上回る参加者が集まったとのことだ。

スペースXは5月末、米国の国土からのものとしては9年ぶりとなる有人宇宙船の打ち上げに成功。また最近は米政府との間で、2022年から5年間にわたって軍事衛星を打ち上げる3億1600万ドル規模の契約も獲得している。

米モルガン・スタンレーのアナリストは「スペースXによる一連の偉業などのおかげで、宇宙経済への投資家の関心は2016〜17年の自動運転車熱をしのぐほど活発になっているのではないか」と最近のリポートに書いている。モルガン・スタンレーは「グローバル宇宙経済」の規模は2040年までに少なくとも1兆1000億ドルに達すると予測している。

スペースXはこのところ“エンジン全開”の状態にある。米CNBCによると、スペースXの衛星ブロードバンドサービス「スターリンク」にも「異常なほどの需要」が集まっているという。米国だけで70万近くもの顧客候補から関心が寄せられているため、同社は地上基地局を現行計画の100万カ所から500万カ所に増やせるように米連邦通信委員会(FCC)に承認を求めているという。

マスク本人は最近、トップを務める米テスラの株価急騰によって世界5位の富豪に再び浮上している。フォーブスによれば、マスクの現在の純資産額は推定865億ドル。

編集=江戸伸禎

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