OPPO Watchには中国版と国際版があり、筆者は国際版の46mmモデル(編集部注:日本で発売されるのは41mmモデル)をテスト中だ。このモデルは、インドや英国、アジア諸国、西欧市場向けのものだ。有機ELディスプレイはアップルウォッチよりも美しい。左右の端が湾曲しているため、スワイプがしやすく機能的でもある。
アップルウォッチの「シリーズ5」は44mmであり、サイズは2mmしか変わらないが、OPPO Watchはベゼルがスリムなため、ディスプレイサイズはより大きな1.9インチだ。
OPPO Watchはディスプレイが大きいため、より多くの情報を表示することができる。ウォッチフェイスはカスタマイズが可能で、ユーザーは好みの画像を表示できる。
背面には心拍数センサーが、左側にはスピーカーが搭載されており、右側には物理ボタンが2つ付いている。フレームはステンレススチール製で、ゴム製のベルトはワンタッチで取り外しが可能だ。OPPO Watchは、全体的に高級感のある作りとなっている。
これまで、グーグルのスマートウォッチ向けOS「WearOS」は動作が重いなどメディアから酷評されてきた。サムスンやFitbitなどは独自OSを開発したほどだ。しかし、昨年発売された中国メーカーMobvoiの「TicWatch Pro」はWearOSの機能を最大限に活かし、高いユーザビリティを実現した。OPPO Watchはそれをさらに発展させたデバイスと言える。
OPPO Watchをスマホと同期させるのは簡単だ。一度同期させると通知の受け取りが可能になりグーグルマップやグーグル翻訳など、グーグルのアプリに直接アクセスすることもできる。ソフトウェアの操作は、ディスプレイをタップしたりスワイプするほか、物理ボタンで可能だ。また、アニメーションも非常にスムースに動作する。
筆者がスマートウォッチを身に着ける最大の理由は、スマホを確認する回数を減らすことだ。その意味で、OPPO Watchはしっかり役割を果たしてくれる。OPPO Watchで新着メールの冒頭を流し読みすれば、すぐ対応が必要かそうでないか判断がつく。また、ワッツアップのメッセージは音声入力のほか、ディスプレイ上のミニキーボードで入力することもできる。ボタンを押せば、グーグルアシスタントを起動することもできる。