コロナの影響は米賃貸市場にも 家賃高め・安めの都市の差縮まる

V_E / Shutterstock.com


3. ボストン


寝室1つのアパートの家賃は2.5%下がり、2350ドル(約25万円)となった。寝室が2つのアパートの場合は3.1%の減少で2810ドル(約30万円)だ

4. サンノゼ


カリフォルニア州サンノゼでは、寝室1つのアパートの家賃は変化がなく2300ドル(約24万5000円)だった。寝室が2つのアパートの場合は1.4%の減少で、2820ドル(約30万円)だ。

5. オークランド


オークランドは7月から順位を1つ下げ、5位となった。寝室1つのアパートの家賃は3.5%下がって2220ドル(約24万円)だ。寝室が2つのアパートの場合は1.8%上がって、2900ドル(約31万円)となった。

米国の家賃が高い都市とは全く対照的に、家賃が低い都市での家賃中央値は着実に上昇している。オクラホマ州タルサは家賃が高い米都市ランキングで先月から1つ順位を上げて99位となり、寝室1つのアパートの家賃は5.1%上昇して620ドル(約6万6000円)に、寝室2つのアパートの家賃は1.2%上昇して820ドル(約8万7000円)になった。

テネシー州メンフィスは今年7月から順位を8つ上げて76位となり、寝室1つのアパートの家賃は5.1%上昇して820ドル(約8万7000円)に、寝室2つのアパートの家賃は4.8%上昇して880ドル(約9万4000円)となった。

ノースカロライナ州ダーラムは9つ順位を上げて43位となり、寝室1つのアパートの家賃は4.8%上昇して1090ドル(約11万6000円)に、寝室2つのアパートの家賃の上昇率はより緩やかな1.6%で1250ドル(約13万3000円)となった。

ロードアイランド州プロビデンスは4つ順位を上げて22位となり、先月の家賃の下げ幅では首都ワシントンとタイの記録を出した。寝室1つのアパートの家賃は4.8%減少して1400ドル(約15万円)となり、寝室2つのアパートは1.8%上昇して1680ドル(約18万円)となった。

首都ワシントンは先月に続いて6位となり、ロードアイランド州プロビデンスと同様に寝室1つのアパートの家賃が4.8%低下して2160ドル(約23万円)となった。寝室2つのアパートの家賃は1.4%下がって2880ドル(約30万7000円)だ。

米国が夏の引越しシーズンを迎える中、全国的な家賃中央値は上昇を続けている。全体として、米国の寝室1つのアパートの家賃中央値は0.3%上昇して1233ドル(約13万円)となった。寝室2つのアパートの家賃は0.6%上がって1493ドル(約16万円)だ。今年これまでの値では、寝室1つのアパートの家賃は0.7%上昇し、寝室2つのアパートは1%上昇している。

翻訳・編集=出田静

タグ:

連載

新型コロナウイルス特集

ForbesBrandVoice

人気記事