エアビーアンドビーが無許可のハウスパーティーを開いた利用者を訴えるのは初めて。同社のサービスでは、新型コロナウイルスの流行が続く中、レンタル物件で危険な大人数のパーティーが開かれる問題が相次いでいる。
同社は今回のパーティーを開いたユーザーについて、地元保健当局の命令や同社サービスの利用規定に違反し、「虚偽の口実を使って施設を予約した」として訴えを起こす意向だ。訴訟で得た資金は銃犯罪の削減を目指すサクラメントの地元NPOに全て寄付するという。
サクラメントで起きた発砲事件については現在捜査が行われており、逮捕された人物は今のところいない。
エアビーアンドビーは新型ウイルスの流行を受け、ハウスパーティー防止策を強化。最近にはレビューの内容が良くない25歳未満のゲストの利用を禁止する措置を取った。
米国では各地の保健当局が大人数のパーティー開催について懸念を示しており、先週にはロサンゼルスのエリック・ガルセッティ市長が、その多くは短期レンタル施設で開催されていると指摘していた。