「個の時代」に、生きるチカラとしての“営業力”を


声がかかる人の「壁打ちディスカッション力」


「声がかかる人」というのは、総じてアイデアの壁打ち相手、つまりディスカッションパートナーとしてのスキルが高いという特徴があります。

私はこの能力のことを「壁打ちディスカション力」と呼んでいますが、持ちかけられたアイデアや悩みごとに対して、「こんな見方もできるのでは」「他にこんなアイデアもありますよね」というような返しができること。この能力がある人と一緒に仕事をすると、物事がどんどん前に進んで発想が広がるため、多くの人から重宝されます。

壁打ちディスカッションの反対は、単なるダメ出しやアドバイスです。せっかく出てきた意見に対して、ダメな理由を上げるだけの人。あるいは、自分は動かないで批評だけする人。こういったタイプの人は、どんどん声がかからなくなっていきます。こういった後ろ向きの方向に引っ張る人は、物事が前に進むのを妨げてしまいます。

では、壁打ちディスカッションの能力を上げていくにはどうしたらよいのでしょうか。すぐできることとしては、次のようなものがあります。

・会議や場を仕切る経験をする
・社内外のいろいろな人と交流する
・情報収集によって引き出しを広げる
・自分なりの情報発信をする

特にいまは、SNSやオンラインサロンなど、直接対面しなくても交流できる「場」が多くあります。特定のコミュニティのなかに加わっていなくとも、プログやnoteによる情報発信をしてもよいでしょう。

また、社外に出て活動をしなくとも、会社勤めの人であれば、社内で役に立つことができる機会を探して、貢献するといったことで自分を磨くこともできます。

その場合、関わる人の範囲を広げていきながら、自分なりの「壁打ち体験」を積み重ねていくことが重要です。ただ、そこで生まれた人との関わりにおいては、積極的に「役に立つ」というマインドが求められます。単なる傍観者や批評家になってしまうと、「あの人に声をかけよう」とはならないからです。

そうやって自分が参加をした場で、自らも「良き壁打ち相手」になることを目指していきましょう。

壁打ちディスカッションの質が上がれば、周囲から「声がかかる」回数も増えていくはずですし、新たな「個の時代」を生き抜いていく意味でも、重要な力になることは言うまでもありません。

連載:「個の時代」に、生きるチカラとしての“営業力”を
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文=高橋浩一

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