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熱海のご自宅から

コロナ禍によりリモートワークや活動の制限が続き、オンとオフの切り替えが曖昧な毎日が過ぎていく。移動が制限され、夏休みといえど思い切った旅行も難しい。そんな中で心身の疲れを癒し、英気を養うには、どんな休みを過ごしたらいいだろうか。

新しい価値を生み続けるため忙しく駆け回る起業家の休み方に、そのヒントがあるかもしれない。

「良い意味でオンとオフの区分けなく働いている」と言うのは、アツミ・アンド・カンパニー代表取締役CEOの楠見敦美氏だ。家事代行サービス会社「カジタク」のマネジメントを経て、カンボジアにある企業を経営、現在は東京と熱海を拠点に人財育成事業に取り組んでいる。

「風が決め手」で選んだという熱海の別荘では、早朝に誰もいない海で泳いだり、朝日を浴びながらヨガをしたり。完全に仕事のスイッチを切るわけではなく、いつもと違う場所、違うペースで過ごすことはどのような意味を持つのだろうか。熱海の魅力とパフォーマンスを高めるコツを聞いた。




──楠見さんはどのようにオンとオフを切り替えていますか。

コンサルティング会社時代は、年に2日しか休みがないほどずっと働いていました。廊下を歩いているときも次の段取りを考えるほど、常にオンだったんです。

でも今は、交感神経と副交感神経をうまくスイッチしながら、良い意味でオンとオフの区分けなく働いています。それは休みなく働くという意味ではなく、オフの中に良い意味のオンがあるという感じ。リラックスしている時に、良いアイデアが思いつくことも多いんです。

──リラックスできる環境に大事なものはなんでしょうか。

気の流れが良い場所を選ぶようにしています。情けない話、コンサルティング会社で働いていた頃は部屋が散らかっていて、自炊もしていませんでした。それが自分で家の手入れをするようになったら、小さなことにも目を向ける余裕が出てきて。環境って大切だなと思いました。

東京の家は、川からくる風が気持ち良くて選びました。熱海も、ベランダに出たときの風が気持ち良かったので「ここにしよう」と決めたんです。風が決め手ですね。


文=伊藤みさき 構成=谷本有香

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