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Photo by Alberto E. Rodriguez/Getty Images

CBSやバイアコムなどを傘下に置くメディア帝国を築き上げた米富豪のサムナー・レッドストーンが12日、死去した。97歳。レッドストーンの父が創業した映画館チェーン、ナショナル・アミューズメンツが発表した。

同社は発表文で、「サムナーは比類なき情熱と忍耐の持ち主で、コンテンツの力を信じることに人生を捧げた。彼の死去により、彼が心から愛したメディア業界は偉大な支援者の一人を失う」と表明。死因は明らかにされなかった。

レッドストーンは昨年12月に合併したバイアコムCBSの支配株主で、2016年まで両社の会長を務めていた。フォーブスによる推定保有資産額は30億ドル(約3200億円)で、本誌がまとめた今年の世界長者番付では804位、昨年の米長者番付では174位に入っていた。

レッドストーンのメディア帝国には、バイアコムCBSのほか、パラマウントのテレビ・映画製作部門、出版社のサイモン&シュスター、ビデオレンタルチェーンのブロックバスター、ケーブル局のMTVやコメディ・セントラル、ニコロデオンが含まれる。

バイアコムとCBSでの会長職は、株主からの圧力や、高齢に伴う認知力の低下を主張する訴訟を経て、2016年に92歳で退任。レッドストーンのメディア帝国をめぐってはこれ以外にも訴訟や騒動が相次ぎ、その攻撃的な姿勢から「サムナー・レッドストーンの競争相手になることは、死よりも悪い悲運だ」(ワーナー・ブラザース配給会社のバリー・リアドン社長による1994年の発言)とも言われた。

編集=遠藤宗生

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