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実践向きな機能を強化した3つのアップル純正アプリ


ほかにもmacOS Big Surからより使いやすくなった、アップル純正アプリケーションの新機能をいくつか紹介しよう。

Macでの業務連絡には専ら「メール」を使うことが多いかもしれない。新しいmacOSでは「メッセージ」アプリのグループチャット機能を強化した。MacやiPhoneのユーザーが多くいる職場や学校などのチームコミュニケーションツールとして役立つだろう。

「マップ」のエリアを高精細な静止画とアニメーションにより立体的に表示できる「Look Around」機能が、今年の8月から東京・大阪・名古屋など日本のいくつかの都市とその周辺地域で利用できるようになった。訪問先の地図と一緒に、まわりの風景を事前に確認してから足を運びたい時に便利だ。自宅にいながらバーチャル旅行を楽しめるツールにもなる。


アップル純正の「マップ」アプリケーションに追加された新機能のLook Around。マップ上の指定した場所の3Dビューが楽しめる。

macOSにプリインストールされている「写真」アプリから、デジタルカメラやiPhoneで撮影した写真をMacに取り込んで、プレビューを見ながら写真の明るさや色合いを細かく調整できることはご存じだろうか。書き出す際にリサイズして保存もできる。新しいmacOSでは機械学習アルゴリズムの精度を上げて、写真の中の不要な被写体を消去・修正できるレタッチ加工の精度がアップした。サードパーティーの有料画像編集アプリケーション顔負けの画像加工ができるのでぜひ試してほしい。


純正「写真」アプリから静止画データのレタッチやリサイズができる。新しいmacOSでは機械学習のアルゴリズムをブラッシュアップして、レタッチの精度などを改善した。

iPhoneのように使いやすいMacが与えるインパクト


今もまだMacはどちらかと言えばクリエイター向けで、高度なスキルがないと扱えないPCとして捉えている人もいるのではないだろうか。筆者はmacOS Big Surはまた一段とiPhoneやiPadのようにとても直感的に使えるmacOSになったと感じた。おそらく多くの人々も同じように受け止めると思う。ハードウェアとOSに加えて、ブラウザのSafariもサイバー攻撃に対して一段と強化が図られたことも、Mac初心者からの信頼を獲得するファクターになりそうだ。

アップルは、ARMアーキテクチャをベースにした独自の半導体システムチップ(SoC)「Apple Silicon」を搭載する新しいMacを今年末までに出荷すると発表している。アップルがSoCを自社で開発できるようになれば、次世代Macの販売価格がより手頃になるとも伝えられている。「安価で、iPhoneのように使いやすいMac」が今後のPC市場に大きなインパクトを与えることになるのか、動向にも注目したい。

文・写真=山本 敦

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