経済・社会

2020.08.12 13:00

新型コロナのワクチンについて対談 植野有砂が積極的に発信するワケ


──植野さんご自身のお仕事はコロナウイルスによってどのように変わってきたのでしょうか。

かなり変わってきています。海外のお仕事をいただいていましたが、もちろん全部なくなりました。DJのイベントも中止になっています。

──DJの仕事は今はかなり厳しくなってきていますよね。

そうですね。つい最近、屋上でのDJイベントの話があったんです。屋上は確かに外とはいえ、その状態で自分がDJすることは、積極的に人を集めてしまうことになる。もちろんDJはしたいし、イベントで皆さんにお会いしたいですが、自分の身というよりも、今そこで皆さんを危険に晒すのは違うなと思ってお断りをしました。

──ニューノーマルという言葉も出てきましたが、植野さんなりの新たな働き方、生活スタイルは確立されてきたのでしょうか。

自宅ベースでのお仕事に慣れてきましたね。会社に出勤はしてるんですが、回数を減らしました。イベント系の仕事はなくなったので、ルーティーンもできてきたりして、こんなに家にいる時間が長いのっていつぶりなんだろうと感じています。出勤するときはタクシーと電車は使わず、車、徒歩、自転車の三択になったのは私にとってニューノーマルですね。

あとは、こういうインタビューひとつとっても、私はオンライン会議より人と実際に会って、人と人とのコミュニケーションをすごく大事にしてきました。会ってインタビューするのと、オンラインでインタビューするのは温度感も違ってきますよね。

リアルなコミュニケーションが好きなのでなくなって欲しいとは思いませんが、必要のない部分もあることに気づきました。こういう状況に陥って、最終手段としてやっていることが日常的に取り入れられるときに、自分の時間が増えたり、移動時間が削減できたり、効率の良い働き方になると気づくことができて。結果的に、自分の時間も増えるのは良いことだなと思いますね。

──今回の対談を通して、どのようなことを伝えていきたいですか。

ワクチンがどうなっているのかってみんなが気になってはいるけど、ただニュースに流れることを待つことしかできない状況ですよね。だから少しでも今回の動画を通して開発の現状を認識して、私が感じたような希望を持ってもらえたらと思っています。ワクチンに否定的な考えの人もいるとは思うのですが、フレデリックさんの話を聞いて、様々な問題や不安は考慮された上で開発が進んでいるということを理解してもらえたら嬉しいです。

構成=初見真奈

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