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台湾とアジア地域に関するあまり知られていない話題をカバー

Acer Chairman & CEOのJason Chen(Photo by Nora Tam/South China Morning Post via Getty Images)

世界5位のPCメーカーである台湾本拠のエイサー(Acer)は、リモートワークやオンライン学習向けの需要の高まりを受けて売上を伸ばしている。

エイサーは8月5日、2020年第2半期決算を発表し、純利益は12億台湾ドル(約43億円)で前年同期比2.9倍に増加した。「当社は世界のリモートワークやオンライン学習向け需要の高まりを受けて、今期の業績を拡大させた」とエイサーは声明で述べた。

調査企業ガートナーの台北支社のアナリストのTracy Tsaiは「欧州などの地域でロックダウンが広まる中で、PCゲームやビデオ会議、ストリーミング視聴やEコマースの利用は拡大した」と述べた。

ガートナーのデータで、今年第2四半期の世界のPC出荷台数は前年同期比2.8%増の6480万台に達していた。エイサーの今期の売上の64%はノートブックで、11%がデスクトップ、12%がディスプレイからだった。ノートブックの売上は第1四半期を6ポイント上回った。

同社は企業向けよりも、一般消費者向け市場で特に売上を伸ばしているという。世界の多くの都市でロックダウンが実施された3月のエイサーの売上は、2月から114%以上も上昇し、8億ドル近くに達していた。

エイサーによると第2四半期の売上は655億8000万台湾ドルで、粗利益は71億4000万台湾ドルとなり、利益率は10.9%に達したという。

ガートナーによると、エイサーのPCの世界市場におけるシェアは今年第2四半期に6.2%で、世界第5位だという。同社によると世界のPC市場のトップはシェア22%のレノボで、続いてHP(24.9%)、デル(16.4%)、アップル(6.7%)の順になっている。

世界で7000人以上を雇用するエイサーは、160ヶ国以上でオペレーションを行っている。同社は2011年から2013年にかけて、スマートフォン市場に顧客を奪われて苦戦していた。

編集=上田裕資

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