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オックスフォード英語辞典を出版するオックスフォード大学出版局は2013年、「今年の言葉」に「selfie(セルフィー、自撮り)」を選んだ。多くの人がこのことに怒りを覚えたようだった。

2018年のオックスフォード英語辞典の今年の言葉は「toxic(有害な)」だった。ここでも多くの人がこのことを不快に思った。2019年の今年の言葉は「climate emergency(気候非常事態)」で、もちろんここでも怒る人がいた。

オックスフォード英語辞典の2020年の今年の言葉は何になるだろう? それは「social distancing(ソーシャルディスタンス、社会的距離)」かもしれないし、「furloughed(一時解雇された)」かもしれない。後者の言葉はこれまで長い間存在してきたが、大半の人は上司から自分がその状態だと告げられるまで、その意味を理解していなかった。

オックスフォード英語辞典は、より大きな論争を引き起こしている言葉を選ぶかもしれない。例えば、現在ソーシャルメディアで話題になっている「Karen」だ。ウィキペディアによると、「Karen」は「適切、あるいは必要だと考えられる範囲を超えて、自分は特権や特別待遇を受けるのが当たり前だと考えている、あるいは要求が厳しいように認識される女性」を形容する俗語だ。この言葉に怒りを覚える人はいるだろうか? 私はいるはずだと思う。

もちろん現代では、一見受け入れられているように見えるどのような言い回しや言葉も特定の人の間で感情的な反応を引き起こす可能性がある。しかし皮肉にもそれこそが焦点なのだ。オックスフォード英語辞典は毎年、過去12カ月の間に大きな注目を集め、社会における議論で重要な部分を担った表現を選ぶと述べている。こうした言葉は感情を呼び起こし、その時代の気質や気分、興味の対象を反映しているため選ばれるのだ。

このようなことが、一体どのようにキャリアに影響するのだろう?

現在の世界では、激しい感情や意見が渦巻いている。現代は不安定な時期で、ソーシャルメディアやパンデミック(世界的大流行)、社会不安により状況は悪化している。また、コミュニケーションの方法は、以前よりも言葉に大きく頼るようになっている。

在宅勤務をしてオンライン会議を行い、何時間も携帯電話を使って過ごしている場合、どのような言葉を選ぶかが非常に重要だ。しかし、誰かを怒らせるかもしれないと恐れて仕事で何も言わないことは失敗するより危険だ。ここでは、沈黙により破壊的影響がもたらされかねない理由を4つ挙げる。

翻訳・編集=出田静

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