ビジネス

2020.08.13

自宅をジムに変えるスタートアップTempoが63億円調達で成長加速

Anon Krudsumlit / EyeEm / GettyImages


創業者はエジプト出身の移民


Eldeebは幼い頃に、エジプトから両親と共に米国に渡り、ニューヨークのクイーンズ地区で暮らしていたが、家が火災に遭い、ホームレスのシェルターで暮らした経験を持っている。

彼は高校卒業後にジムのトレーナーの仕事で学費を稼ぎながら、コロムビア大学でコンピュータ・サイエンスを学んだという。Eldeebは大学で知り合った現CTOのJosh Augustinと共にTempoを立ち上げた。

「私はコロムビア大学のキャンパス内のジムでトレーナーを務めていて、Joshは私の顧客の一人だった。Tempoは私のトレーナーとしての知見と、Joshのコンピュータビジョンの知見が合わさって生まれた企業だ」とEldeebは話した。

2人はまずSmartSpotと呼ばれるコンピュータビジョンを用いたマシンを、世界のジムに販売した後、Yコンビネータの育成プログラムに参加し、Tempoを立ち上げた。

サンフランシスコに本拠を置くTempoは、現在60人をフルタイムで雇用しており、今年2月に実施したシリーズAで1750万ドルの資金を調達した。今回のシリーズBで調達した6000万ドルを合わせると、Tempoは累計7750万ドルの資金をエクイティで調達している。

編集=上田裕資

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