──たしかに、コロナ禍は時間の使い方や余暇の過ごし方について、改めて考える機会になりました。桑野さんは、普段どのように休みの日を過ごされていますか。
私はものすごく運動が好きなんですよ。ゴルフもしますし、スイミングもします。最近では、大学時代にやっていたテニスを30年ぶりに始めました。夏には海でボートに乗ったり、冬になるとスノーボードをしたり。完全に、アウトドア派ですね。
また、山梨県の山中湖村と千葉県の富津にそれぞれ別荘をもっているので、週末は東京を離れて別荘で過ごすのが定番になっています。まわりには自然がたくさんあるので、居心地が良いんです。
場所を変えることは、仕事モードからオフに切り替えるのにも役に立っています。以前、別の会社で雇われ社長をやっていた時は、アメリカとも取引をしていたため、時差の関係で土曜日も働くことが多くかったんです。
特に経営者は要領よく働くことが大切で、そうしなければ、反対にずっと仕事モードが続いてしまいます。考えたり判断したり、集中する仕事が多いので、休みの日はとことん休んで力を抜きましょうというのが私の休み方です。
ルビー・グループを立ち上げてからは、ある程度休みをコントロールできるようになりました。今は、おじいちゃんになっても楽しめるインドアの趣味をつくりたいと考えているところです。
──プライベートクルーザーもお持ちですよね。海ではどのような楽しみ方をされていらっしゃいますか。
クルーザーやボートに乗るのも好きなのですが、1番好きなのは、海でボーッとすることなんです。頭を真っ白にして過ごせるというのが、非常に大きいですね。
また、海は天気が変わりやすいので、船に乗るときには慎重に雲行を判断しなければいけません。そこがまた面白い。会社に行かずにずっと海にいたいなと思うほど、海は大好きです。
桑野氏、クルーザー
──“居心地が良い”という山中湖と千葉県富津、それぞれの魅力ついて教えてください。
山中湖は涼しいですし、東京から1時間半で行けるアクセスの良さが気に入っています。
富津を選んだのは、ゴルフ場が近くにあるから。3軒隣の別荘には、ゴルフ仲間でもあるマイケル・コース ジャパンの社長の別荘があるので、一緒にゴルフをするのが楽しみの1つになっています。ゴルフは仕事で行くこともあり、意外と商談に繋がるので、ビジネスの場面でも役立っているんです。