マイクロソフト、2画面端末Surface Duoを数週間以内に発売の見通し

マイクロソフトの最高製品責任者のパノス・パネイ(Getty Images)

マイクロソフトの最高製品責任者のパノス・パネイは、昨年の「Surface Duo」の発表イベントで、この端末の発売が2020年のホリデーシーズンになると述べていた。筆者を含め多くの人々は、同社の2画面のアンドロイド端末の発売が今年の年末になると予想していたはずだ。

しかし、この革新的デバイスの発売日が前倒しされ、今後の数週間以内に迫っているとの見通しが強まった。ここでは、その見方を裏づけるいくつかの動きを紹介しておこう。

まずは当局の認証についてだ。Surface Duoはここ数週間で様々な認証を受けており、米国の連邦通信委員会(FCC)や、Bluetoothの認証機関であるBluetooth SIGの認証を通過したことが既に確認された。また、日本の技術基準適合証明(通称、技適)やカナダ当局の認証も取得済みだ。

さらに、ニュースサイトWindows Latestは7月9日、Surface Duoがグーグルの「アンドロイド適合性プログラム(CTS)」で承認されたと報道していた。

アンドロイド適合性プログラムでの承認は、アンドロイド端末を発売す際に必須となるプロセスだが、これによってSurface DuoはグーグルのPlayストアなどのGMS(グーグル・モバイル・サービス)への参加を許されたことになる。

さらに、ここに来て米国の通信キャリア経由で、Surface DuoのPR素材がリークされたことで、発売日が迫っているとの観測が高まった。

ニュースサイトEngadgetの記者Jon Fingasによると、著名リーカーのEvan Blassが、米国の通信キャリアAT&TのPR素材を入手したという。BlassはSurface Duoの発売日や価格については触れていないが、この端末はAT&Tで月額契約を行ったユーザー向けに販売されるという。

また、マイクロソフト関連のニュースサイトを運営するPaul Thurrottは、来週にもSurface Duoに関連したブリーフィングが行われると述べている。彼によると、マイクロソフトは同社のMVP(製品やテクノロジーに対して高度な知識を持ち、メディアなどでその知見を共有している個人)を招いたオンラインイベントを8月12日に開催する予定という。

Surface Duoに関しては、他にも数多くの情報が出回っているが、発売日に関しては現時点では不明とされている。しかし、この画期的端末がスケジュールを早めてリリースされることは、ほぼ確実のようだ。

編集=上田裕資

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