しかし、この革新的デバイスの発売日が前倒しされ、今後の数週間以内に迫っているとの見通しが強まった。ここでは、その見方を裏づけるいくつかの動きを紹介しておこう。
まずは当局の認証についてだ。Surface Duoはここ数週間で様々な認証を受けており、米国の連邦通信委員会(FCC)や、Bluetoothの認証機関であるBluetooth SIGの認証を通過したことが既に確認された。また、日本の技術基準適合証明(通称、技適)やカナダ当局の認証も取得済みだ。
さらに、ニュースサイトWindows Latestは7月9日、Surface Duoがグーグルの「アンドロイド適合性プログラム(CTS)」で承認されたと報道していた。
アンドロイド適合性プログラムでの承認は、アンドロイド端末を発売す際に必須となるプロセスだが、これによってSurface DuoはグーグルのPlayストアなどのGMS(グーグル・モバイル・サービス)への参加を許されたことになる。
さらに、ここに来て米国の通信キャリア経由で、Surface DuoのPR素材がリークされたことで、発売日が迫っているとの観測が高まった。
ニュースサイトEngadgetの記者Jon Fingasによると、著名リーカーのEvan Blassが、米国の通信キャリアAT&TのPR素材を入手したという。BlassはSurface Duoの発売日や価格については触れていないが、この端末はAT&Tで月額契約を行ったユーザー向けに販売されるという。
また、マイクロソフト関連のニュースサイトを運営するPaul Thurrottは、来週にもSurface Duoに関連したブリーフィングが行われると述べている。彼によると、マイクロソフトは同社のMVP(製品やテクノロジーに対して高度な知識を持ち、メディアなどでその知見を共有している個人)を招いたオンラインイベントを8月12日に開催する予定という。
Surface Duoに関しては、他にも数多くの情報が出回っているが、発売日に関しては現時点では不明とされている。しかし、この画期的端末がスケジュールを早めてリリースされることは、ほぼ確実のようだ。