「こうしたリーダーたちは、世界を変革する人々、つまり業界を破壊して、膨大かつポジティブな変化をもたらす人々だ」。こう語るのは、マイスマートプランズ(MySmartPlans)のシェリー・アーマト最高経営責任者(CEO)だ。同社は全米各地のヘルスケア、教育、官民のビジネスオーナー向けにSaaS(サービスとしてのソフトウエア)構築サービスを提供している。
「巨額の資金を利用可能な人が破壊者になれると考えている人は多いが、そうではない」とアーマトは言う。「変化を起こすのに必要なのはお金だけではない。必要なのは、粘り強さと勇気のみだ。自分が既に持っている内なるリソースを利用すれば、すぐに行動を起こせる」
アーマトは今後1年で、自身のリソースを利用してより大きなインパクトをもたらそうとしている。「これからの1年はインパクトをテーマに自社のグローバル化と国際リーダーシップ強化に注力するつもりだ」
アーマトいわく、業界の破壊者になる秘訣(ひけつ)は4つある。
変化に慣れる
「破壊とは、変化を起こすこと。長期に渡り存続する企業はすべて、時間と共に変化してきた。新しい製品やサービスを提供したり、新たな市場へ乗り出したり、自社を完全に改革したりと、何らかの形で変化する勇気があったのだ。残念ながら多くの人は、自社の過去の姿に固執し、自社の未来についての可能性を考えられていない」
自分の業界に共通する問題を見つける
「業界の破壊者になりたければ、仕事でもプライベートでも、問題解決方法を常に探す必要がある。つまり、問題解決は苦しい時期にだけするものではなく、生活の一部にしなければいけない。周りを見渡し、『違う方法でしたり、改善できたりすることはないだろうか』と考えよう。
自分にとっての問題点や変化が必要な点は、おそらく他の人も同じように感じているはずだ。顧客や従業員に、どのような変化があったらいいかと聞いてみる。そしてその答えに真に耳を傾けること。そこで得られた知見が変化のきっかけになる」