今年の夏はプールでマスク着用、浮き輪でソーシャルディスタンス?

プールでもマスクの着用が当たり前になる日が来るのだろうか(Getty Images)


東京サマーランド:「浮き輪」でソーシャルディスタンス


東京都あきる野市の「東京サマーランド」は東京都から休業要請を受け閉園していたが、7月13日から営業を再開した。こちらも来園日指定チケットの事前購入でのみ、入場できる。チケットは1週間前の午前0時より、アソビュー!、Pass Me!、PassMarketの電子チケット販売サイトと、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップで購入できる。

ドライヤーやパウダールームは概ね15分以内で利用すること、密集・密接を避けるためにできるだけ「浮き輪」を持参することが推奨されている。

ハワイアンズ:フラガールも新しい公演体制


国内の屋内型テーマパークでは延床面積日本一を誇る福島県の「スパリゾート ハワイアンズ」では、「新しい時代の、新しいハワイアンズ」としてガイドラインが作成されている。

入館時の検温で37.0〜37.4度の場合、個人情報の記入が求められる。ハワイアンズには宿泊施設もあるが、客室滞在中、食事、入浴、プールやプールスライダーの利用中以外、館内でのマスク着用が推奨されている。

またハワイアンズといえばフラガールによるショーが有名だが、こちらも各回完全入れ替え制、演者とのハイタッチなどは禁止、など感染防止対策を徹底した新たな公演に生まれ変わっている。宿泊者専用無料送迎バスの運行は当面の間休止しているという。

プール
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区民プールなどは?


レジャーとしてでなく、運動のために近所のプールを訪れる人も多いだろう。

世田谷区立の公園内屋外プールでは、スポーツ庁が定める「社会体育施設の再開に向けた感染拡大予防ガイドライン」を踏まえ、ガイドラインを作成している。

一度の入場人数を例年であれば830人のところを240人と大幅に減らすほか、1日のうち時間ごとの入れ替え制の回数をを減らすなどの対策をしている。また、入場受付時に体調確認書を配布し、提出を求める。ラッシュガードなどの貸し出し備品は1日1回の使用とし、その都度洗濯するという。

屋内プールではどうだろうか。目黒区立の小学校屋内プールでは、先着でプール内は40名、更衣室内は10名に人数制限をする。また観覧室などの利用を禁止するほか、水着用脱水機、体重計、給水機のなど利用も中止する。プール利用日当日は必ず自宅で検温を行い、施設に到着したら体調チェックシートを提出する。

そのほかの自治体運営のプール施設についても、各自治体のホームページなどを事前に確認すると安心だろう。

夏の新しい日常はどうなるのか。感染症だけでなく熱中症対策も十分に気をつけたいが、プールサイドでマスクをする姿も珍しくなくなるのだろうか。

文=河村優 編集=督あかり

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