遠隔勤務中でも上司の関心を引く3つの方法

Getty Images

上司と物理的に同じ場所で仕事をしていれば、上司はあなたの姿を目にすることができる。上司と非公式な、あるいはちょっとした議論を交わす機会を多く持つことができ、存在感を持てる。しかし遠隔勤務では、あなたが働く姿や進捗状況を上司が見ることが難しくなるかもしれない。

バーチャルな労働環境では、上司に自分の価値を思い出してもらうため行動を取ることが重要だ。上司が考えるあなたの価値が上がれば、キャリアを前進させるための意義ある仕事をもらえる可能性が高まる。ここでは、在宅勤務をしているときでも上司に自分の存在に気づいてもらう3つの方法を紹介する。

1. 先を見据えて行動し、問題解決者になる

成功を収める人は戦略的で、物事に反応するのではなく先を見据えて事前に行動する。これには、問題解決方法など新たなアイデアの提供も含まれる。

毎週10~15分かけ、仕事や会社で起きていることについて思い返そう。不満を感じるプロセスはあるだろうか? 冗長だと思うことはあるだろうか? 扱っているデータを自動化できるソフトウエアプログラムを知っているだろうか?

問題を特定し、どのようにすれば改善できる可能性があるかを考えよう。潜在的な問題と解決策を特定したら、上司と話そう。解決策を提示することで価値を加えることができる。価値を加えることができれば、自分の存在に気づいてもらえる。

2. 定期的にコミュニケーションを取る

ルーティンとして上司とコミュニケーションを取ることで、相手に常に自分のことを考えてもらえるようにすること。その際は、会社のリズムやスピードを心に留めておく。仕事によって、コミュニケーションの頻度は毎週になるかもしれないし、あるいは毎日かもしれない。

さまざまなコミュニケーション方法を組み合わせよう。電子メールやテキストメッセージ、ダイレクトメッセージを使ったり、手短に電話をかけたりすればよい。どの連絡方法を使うかよりも、定期的にコミュニケーションを取る方が重要だ。上司には、あなたがチームや会社にもたらす価値について定期的に思い出してもらう必要がある。

3. 会議を設定する

上司でなければ会議を設定できないわけではない。上司と公式な接点を持つための取り組みを始めよう。常に必要なわけではないが、視覚的要素があるビデオ通話を活用することを考えよう。あなたについて上司から見える部分が増えれば、より関心を持ってもらえるだろう。

遠隔勤務にはメリットがある一方、一部の従業員はその存在が薄れてしまうことがある。キャリアを継続的に前に進めたければ、あなたの将来に影響力を与えることができる人に自分の存在を見てもらえるよう意識的に行動する必要がある。問題を解決し、上司とコミュニケーションを取り、接点を持つ機会を作ろう。あなたがそこに存在し、良い仕事をしていることを上司が理解しているようにすること。

翻訳・編集=出田静

ForbesBrandVoice

人気記事