ライフスタイル

2020.08.09 11:00

忙しいエグゼクティブにこそおすすめしたい連泊スタイルの休日


CUISINE 旬の食材に彩られた口福のダイニング体験を


「エレテギア」とは、スペイン・バスク地方の言葉で「網焼き屋」の意味をもちます。

実は、仕入れた食材を最初に口にするのは料理人。まずはさっと焼いて味わってみてから、ああしよう、こうしてみようと手を加えていくわけです。でも試行錯誤の末に気づいたのは、本当にいい食材が手に入ったら、なるべく余計な手を加えずにシンプルな調理方法でいただくのが一番おいしいということです。

ベラビスタ・クオリティの地産地消をコンセプトにしたキーワードは、「瀬戸内キロメートル・ゼロ」。瀬戸内の食材は本当に種類が豊富で、魚はもちろん、キノコからジビエまで何でもとれます。山も海も近いから、とれたてのものがすぐに手に入ります。例えば春はアスパラ、イカ、サクラダイ。これからの夏はアコウ(キジハタ)にタコ、ナスやピーマンといった夏野菜も美味しくなります。秋はマツタケなどのキノコや、イノシシ、シカといったジビエも。冬にはクルマエビやカニも旬を迎えます。

ティーボーンステーキには峠下牛を使っています。赤みが強くてワイルドな味わいが特徴で、特にスペイン・リオハワインとのペアリングで召し上がっていただけると、最高だと思います。


藤井智哉◎1977年大阪生まれ。イタリアとスペインで研鑽を積み、2015年「エレテギア」料理長就任。食はエンターテインメントであるという想いで、瀬戸内の豊かな食材を独創的な発想のもとに提供している。

ダイナミックなバスク料理をエンターテインメントとして味わう


メインダイニング エレテギア

「メインダイニング エレテギア」は、藤井シェフがスペイン・バスク地方で学んだ、食材本来のもち味を生かした薪火料理が自慢。ダイニングとキッチンの2つのエリアで、舞台のような食体験が味わえる。



1日8名限定でもてなす江戸前流瀬戸内鮨


鮨 双忘

ホテルの建物から石畳を進み、端正な日本家屋の玄関を抜けると、そこに現れるのは息をのむようなカウンター越しの海景。「鮨 双忘」の大将、甲斐範雄さんが握る瀬戸内の鮮魚を、おまかせでじっくりと堪能したい。



季節ごとの「旬皿」から和会席まで独創的な日本料理でおもてなし


瀬戸内 双忘

「瀬戸内 双忘」では、季節ごとに約20種類の「旬皿」を揃える朝食から昼会席、贅沢な一品を堪能できる和会席ディナーまで、1日を通して瀬戸内の最上の食材を素材本来の味わいを生かした料理としていただける。



ベラビスタ スパ&マリーナ 尾道 http://www.bella-vista.jp

text by Shigekazu Ohno(lefthands) | photographs by Yoshiaki Tsutsui

この記事は 「Forbes JAPAN 100年「情熱的に働き、学び続ける」時代」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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