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オランダ出身モデルの彼女自身も、韓国でこんな経験をしたという。

「私自身一度、撮影後フォトショップで全く別人に変えられたこともあった。完成した私の写真はV字ラインのシャープすぎる顎に、大きな目に修正されていて、全体的にエイリアンのようで笑ってしまった。仕事だから不満はないけど、韓国の美容はまだまだ偏ったロールモデルが存在するように思えた。過度な美意識は誤った方向に導き、健康を脅かしかねない。美容クリニックや整形外科もほどほどに、と思う」

過去の出来事を振り返るオランダ人の女性は、韓国の今後を心配していた。美しさの多様性が徐々に広がる中、ソーシャルメディアの発達や過度な美意識が、女性たちを誤った方向に導くことを身を以て体感したからだ。彼女自身、モデルとして生きることに疲れを感じることが多いと語った。

「モデルの寿命は5年と言われている。理由は太ったり肌のハリが無くなるからではなく、メンタルヘルスが原因だと聞いた。確かに私の今のストレスの大半はインスタグラムよ。人と比べたり、数センチ単位で外見を批判される仕事は、続けるには相当な忍耐力が必要ね」

底の無い沼のように、美意識は一歩間違えると健康と本来持ち得た美しさも損なうことがあると彼女は教えてくれた。

ナチュラルで自分に合った美容法を


世界中で存在感を高める韓国の美容は、美しさの多様化に伴い、様々な女性のニーズに応えれるようトレンドも発展しているように思える。しかし、その裏にはまだまだ課題が存在しているようだ。整形や筋肉注射、ボトックスなどの施術のように、テクノロジーの発達が、女性の美しさを手助けするばかりか、依存してしまうリスクも高まっている。

今後も女性の美容に関するニーズに応えるためのビジネスが増えるかもしれないが、あくまでどれも健康と個性を損なわずにいられるものであるべきではないだろうか。ソン・イェジンのように、普段から地道に健康に気遣いながら美容法を取り入れることが最善策だと思われる。

美しさの本質を見失わず、身も心もヘルシーで、一人ひとりが独自の好みに合わせておしゃれやメイクを楽しめるトレンドに、今後も進化されることを願いたい。


前回の記事:美しさに正解なんてない 海外の若者が「ヘルシー」にこだわる理由

文=裵麗善/Ryoseon Bae

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