テイラー・スウィフト新アルバム「folklore」、今年最大のヒットに

Photo by Larry Busacca/Getty Images

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テイラー・スウィフトがまた新たなアルバムをチャートの首位に送り込み、彼女がプロモーション無しでもこの偉業を達成できるアーティストであることが証明された。スウィフトが7月23日に公開した最新アルバム「folklore(フォークロア)」は、今週の全米アルバムチャート「ビルボート200」のナンバーワンに輝いた。

「folklore」は発売初週に84万6000ユニットを記録して1位となった。この数字には、アルバムの純粋な売上の61万5000枚と、ストリーミングの換算値(SEA)の21万8000ユニットが含まれている。ストリーミングの21万8000ユニットは、約2億9000万回のストリーミング再生を換算した値だ。

初週84万6000ユニットという数字は今年の米国の音楽業界の最高記録であり、昨年12月に亡くなったラッパー、ジュース・ワールドの遺作アルバムが約2週間前にビルボート200の首位を記録した際の、49万7000ユニットに大きく差をつけている。

「folklore」はスウィフトにとって7枚目のビルボード200首位アルバムとなった。彼女はこれまで「Fearless」(2008年)、「Speak Now」(2010年)、「Red」(2012年)、「1989」(2014年)、「Reputation」(2017年)、「Lover」(2019年)でアルバムチャート首位に立ってきたが、そこに新たに「folklore」が加わった。

また、スウィフトは2006年のデビューアルバムの「Taylor Swift」と、2008年のEPの「Beautiful Eyes」を10位圏内に送り込んでいた。

今回のアルバム「folklore」からは、全16曲のシングルがリリースされたおり、間もなく公開される全米シングルチャートの「Hot 100」には、その全ての曲がランクインすることが期待される。リードシングルの「Cardigan」は1位に入ることが確実視されている。

スウィフトはビルボード200の最新ランキングで、ラッパーのロジックから首位の座をもぎとった。ロジックは、最新アルバムの「ノー・プレッシャー」をリリース後に音楽産業から引退すると表明しており、その最後のアルバムで先週のビルボード200の首位に立っていた。

編集=上田裕資

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