フォーブスがこのほど発表した「世界の最も価値あるスポーツチーム」トップ50で、1位につけたのは今年も米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のダラス・カウボーイズだった。同チームは、これで5年連続の首位獲得となる。
カウボーイズの価値(企業価値)は推定55億ドル(約5800億円)で、2位のニューヨーク・ヤンキース(MLB)におよそ5億ドルの差をつけた。
プロバスケットボール(NBA)は、ここ10年間でほかのどのプロスポーツよりもチーム価値を高めており、平均で約6倍に引き上げた。だが、トップ50に入ったチームの価値の合計のうち、大半を占めているのはやはりNFLとなった。ランキングには27チームが入っている。
また、今年のランキングには、サッカーの7チームが名を連ねた。スタジアムの集客力が非常に高いことだけでなく、テレビ中継される試合の視聴率の高さもその要因。トップ10には欧州サッカーの3チームが入っており、そのうち最も上位につけたのは、チーム価値およそ42億4000万ドルで6位につけたレアル・マドリードだった。
レアル・マドリードのルカ・モドリッチ/Getty Images
NFLに次いで多くのチームがランク入りしたのは、NBA。トップ5までに、ニューヨーク・ニックス、ロサンゼルス・レイカーズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズの3チームが名前を並べており、50位までには9チームが入った。
米プロアイスホッケー(NHL)やメジャーリーグサッカー(MLS)、ナスカー(Nascar)、フォーミュラ1のチームは、今年もランキングに入らなかった。
各チームの価値の算定は、フォーブスが過去14カ月間に発表した評価額に基づいて行った。50位のチームの価値は22億ドルで、前回より1億2500万ドル増加していた。これには放映権料の増額や、選手らにかかる人件費の削減などが影響したとみられる。
最新のランキングで10位までに入ったチームとその価値は、以下のとおりとなっている。
1. ダラス・カウボーイズ/NFL(55億ドル)
2. ニューヨーク・ヤンキース/MLB(50億ドル)
3. ニューヨーク・ニックス/NBA(46億ドル)
4. ロサンゼルス・レイカーズ/NBA(44億ドル)
5. ゴールデンステイト・ウォリアーズ/NBA(43億ドル)
6. レアル・マドリード/サッカー(42億4000万ドル)
7. ニューイングランド・ペイトリオッツ/NFL(41億ドル)
8. FCバルセロナ/サッカー(40億2000万ドル)
9. ニューヨーク・ジャイアンツ/NFL(39億ドル)
10. マンチェスター・ユナイテッド/サッカー(38億1000万ドル)