キャリア・教育

2020.08.04 08:30

中学受験で「社会」を後回しにすると危険な理由

中学受験 社会科専門塾「スタディアップ」代表、野村恵祐氏の著書から


「社会」をきっかけにして成功してほしい


「社会を後回しにしていたが、先生のおかげで社会を早めにという気持ちになり、夏休みに重要キーワードの暗記を集中的にやったら、9月に入ってから社会の偏差値が上がってモチベーションも徐々にアップし、結果的に合格しました」。前述もしたが、こんな声が野村氏には毎年、受験月の1月、2月に寄せられる。
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「私自身、社会を最初に固めることで、大学受験まで一貫して受験を有利に進めることができました。社会が得点源になってまず中学受験が上手くいけば、結果的にその成功体験が自分の自信につながり、将来の選択肢が広がるはずです。そういう子をひとりでも多く増やしていけたら」と野村氏は言う。

「合格、不合格がはっきりと出るような体験をするのは、多くの子にとって中学受験が初めて。それだけに、しっかりと目標を立てて結果を出す、という成功体験をしてもらいたいんです。そのために、社会をぜひ、『武器』にしてほしいですね」

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野村恵祐(のむら・けいすけ)◎愛光高校、慶應義塾大学商学部卒業。主な著書に『中学受験は社会で合格が決まる』(講談社)や、『中学受験 社会 合格への家庭内戦略』(小学館)、『中学受験 第一志望に合格したいなら“社会”の後回しは危険です』(ダイヤモンド社)など。参考:オフィシャルサイト https://www.nomurakeisuke.com/ スタディアップ公式サイト https://www.studyup.jp/

文・編集=石井節子

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