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Ethan Miller/Getty Images

米国で近年、クラフトビールに迫る勢いで人気を伸ばしているのが、アルコール入り炭酸水の「ハードセルツァー」だ。低カロリーで低シュガーなハードセルツァーは健康志向の人々に愛され、2019年の売上は200%増となった。

コカ・コーラは炭酸水のトポチコ(Topo Chico)と組んでこの市場に参入し、一部のラテンアメリカ諸国で販売を開始した後、2021年から米国市場に導入する。「飲料カテゴリにおいて常に新たなプロダクトを探求する当社は、ハードセルツァーの販売を開始する」と、同社は宣言した。

コカ・コーラは、ラテンアメリカ諸国や米国のテキサス州などで人気の、炭酸入りミネラルウォーターのトポチコを2017年に買収していた。コカ・コーラは米国でのアルコール販売に向けての流通の整備をまだ完了していないが、その背景には規制の厳しさがあると、広報担当はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の取材に述べた。

飲料業界大手の同社は、1983年にワイン部門のWine Spectrumを売却しており、アルコール飲料の販売を行うのはそれ以降初めてとなる。

コカ・コーラの今年第2四半期の売上は、店舗での消費の減少により前年同期比28%のマイナスとなっていた。

コンサルティング企業Bump Williams Consultingによると、米国における今年7月までの1年間のハードセルツァーの売上は30億ドルで、カテゴリ全体の成長率は241%となっていた。

コカ・コーラは現在約400ブランドの飲料を発売中だが、そのうちの200ブランドが全体の98%の売上を生み出している。

米国のハードセルツァー市場では、マーク・アンソニーのブランドのWhite Clawと、サミュエル・アダムズで知られるビールメーカー、ボストン・ビールのTrulyが主要なポジションを占めている。

コロナビールの親会社の「コンステレーション・ブランズ」と、「アンハイザー・ブッシュ・インベブ」の2社も今年からハードセルツァー市場に乗り込み、ぞれぞれCorona Hard Seltzerと、Bud Light Seltzerを発売中だ。

コカ・コーラは2018年に日本で、レモンサワーの「檸檬堂」の発売を開始した。檸檬堂は、コカ・コーラグループが自社ブランドのアルコール飲料に本格参入する初めての事例となった。

編集=上田裕資

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