──選挙前後で、フォロワーはどのように変化しましたか。
Mさん:若い女性にウケてるんですよね。宇都宮さん自身がインスタグラムにマッチしたんだと思います。フォロワーは0から5700人以上に。最初男女比は半々でしたが、最終的には女性が70%以上に。年齢層は、40代が多かったのがどんどん若くなって、20代がメインになりました。
柴田さん:宇都宮さん本人のツイッターのフォロワーは11万4000人で、広報アカウントは約1万6000人。2016年から始めて今年6月時点では4000人だったので、じわじわと増えましたね。
──最後に、お二人が発信する際の心がけていたことを教えてください。
柴田さん:魅力を伝えることがすべてですね。パッと出た人ではありません。30年間、弁護士としてサラ金と闘ってきて、2012年以降は都政監視の活動もずっと続けており、伝えることが山ほどあります。地味なおじいちゃんとは思われたくありませんでした。
それに誰だって叩けばほこりが出ますよね。ですが、宇都宮さんにはそれがありません。嘘がなく、上下関係なく誰に対しても同じ態度で接します。そういった誠実で信頼できる人柄についても伝わるような発信を心がけました。
この投稿をInstagramで見る
Mさん:インスタグラムは、投稿のバランスですね。同じ要素のコンテンツを出し続けないようにしつつ、政策をしっかりと伝えるようにしていました。
情報を発信する際には「シェアしてもらいたいのか」「見て知ってもらいたい=いいねと思ってもらいたいのか」という2点を意識しました。
発信するネタには困らないので、出せば出すほどインスタグラムはごちゃごちゃになってしまいます。それをどう整理するのか、政策ごとにハッシュタグを変えて、動画、テキスト、画像など、細かい調整をしました。
宇都宮さんが言ってきたように、選挙に出て終わりではありません。ご本人がiPadでツイッターを使いこなすように、インスタグラムもやってもらって、インスタライブで前向きな言葉や希望の政策について語ってもらいたいですね。