次期新型トヨタMIRAIデザイン予想CG。FR・5人乗りへ進化か

次期新型トヨタ MIRAI デザイン予想CG(画像:トヨタ 広報)

トヨタの燃料電池車『MIRAI(ミライ)』が初のフルモデルチェンジを行うようだ。その最終デザインやスペックなどの情報を、デザイン予想CGとともに紹介する。

以下、自動車専門情報サイト「MOBY(モビー)」から転載する(参考記事)。


水素を燃料にしたFCV(燃料電池自動車)、トヨタ MIRAI が初のフルモデルチェンジをするようだ。次期新型 MIRAI のデザイン予想CGとともに、スクープ情報がMOBY編集部に入ってきた。

次期新型MIRAIは5人乗りのFRでフルモデルチェンジ


次期新型トヨタ「MIRAI」は、2019年開催の東京モーターショーで発表された「MIRAI Concept」をベースにフロントまわりを市販型用に大きく変更、グリルの両サイドに大型のエアインテークを配置、LEDランプとつながる縦型のディフューザーが配置されるはず、とのこと。

また、ヘッドライトとグリルがつながったU字型のウイングのようなデザインのクロームメッキはフロンバンパー下部にも配された高級感のあるデザインに仕上げられるだろうとのことだ。


東京モーターショー 2019 で発表されたトヨタ「MIRAI Concept」(画像:トヨタ 広報)

安全装備・先進技術


安全装備は「トヨタセーフティセンス」の最新世代を装備し、「DCM(データ・コミュニケーション・モジュール)」車載通信機を搭載した先進技術を満載したコネクテッドカーとなる模様。

また、12.3インチワイドディスプレイを持つインフォテインメントシステムが採用され、操作性がシンプルになって大幅に改良されるとのことだ。

パワートレイン・プラットフォーム


次世代「TNGA」プラットフォームを採用し、駆動方式は現行モデルの前輪駆動(FF)から後輪駆動(FR)へ変更、現行モデルの4人乗りでホイールベース2,780mmを2920mmへ伸ばして5人乗りにするという変更も加えられることが公式発表されている。

パワートレインは、最高出力155psを発生する電気モーターが搭載され、新世代の燃料電池システムを採用、再設計され容量アップした水素タンクによって航続距離を現行モデルの650kmから840kmに伸ばされるだろうとのことだ。

発表時期


次期新型トヨタ MIRAI は2020年夏に発表されるとの見込みだったが、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けて秋以降にずれこむだろうとのことだ。

トヨタ MIRAI とは?



トヨタ MIRAI 現行モデル(画像:トヨタ 広報)

トヨタ MIRAI(ミライ)は、2014年にデビューした世界初のFCV(燃料電池自動車)で水素を燃料にして走る4人乗り4ドア・セダンだ。水素を化学反応させて電気を発生させ、電気モーターを駆動する方式で、排気ガスは水しかでないという非常のクリーンな自動車だが、数少ない水素ステーションでしか燃料を補給できないというデメリットもあり、普及は都心部を中心に限定的となっている。

2019年に開催された東京モーターショーでは、次期新型MIRAIのコンセプトモデルが発表され、2020年末に発売予定と発表された(前述のとおり。新型コロナウィルス感染拡大の影響により延びている模様)。


トヨタ「MIRAI Concept」(画像:トヨタ 広報)

現行モデルの新車車両価格は約741万円となっている。なお、現在、トヨタの公式HPではラインナップに載っているが、2020年6月で生産終了している。

文=MOBY編集部

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