世界38カ国、800万人が愛読する経済誌の日本版

株式会社ユニコーンファームCEO 田所雅之氏

「今、スタートアップは世界を目指す千載一遇のチャンスだと思っています」

そう話すのは、「起業の科学」の著者であり、シリアルアントレプレナー(日本4社、シリコンバレー1社)、元シリコンバレーVCパートナー、株式会社ユニコーンファームCEO、株式会社ベーシックCSO、関西学院大学客員教授という多彩な肩書きを持つ田所雅之氏だ。

日本をはじめ、世界中で新型コロナによる外出や営業自粛、事業の縮小等に伴う景気全体の冷え込みが避けられない中、スタートアップはあえて海外進出を目指すべきなのか? 田所氏の言葉から見えてくる「今」とは──。

>>田所雅之氏も登壇!「X-HUB TOKYOキックオフイベント」参加お申込みはこちら
________________________________________________________________________________

あらゆる経済指標を見てもファンダメンタルが落ちている今、なぜ世界を目指す千載一遇のチャンスなのか。田所氏はその真意をこう語る。

「リーマンショックが2008-2009年に起きた時は、銀行の信用が失墜した反面、人のタッチポイント、そしてお金や物の交換のあり方が大きく変わりました。フィンテック企業、SNS、スマートフォンなどが台頭したのです。この時と同じように、今年から来年にかけて、コロナ禍をきっかけとした働き方や生活様式の変化とともに5Gや自動運転といったテクノロジーが世界で加速するとみられるからです」

では、With/Afterコロナ時代にグローバルに活躍できるスタートアップに必要な条件とは何なのか?

「いかにしてニューノーマルの世界での圧倒的な需要を独占、または寡占できるか。需要のあるところに新たなアイデア投入、多角化などができるか。4Gから5Gに移行するこのタイミングで、新たなプラットフォームを作れるか。ドミナントになっていくようなもの、言葉が制約にならないものが大事になってくる」(田所氏)

田所氏が重要視するのはPFMF(プロダクトフューチャーマーケットフィット)だ。今の顧客の課題ではなく、少し先の未来において顧客の課題を解決できるプロダクトやサービスを提供し、それが適切な市場に受け入れられている状態かどうかで事業の成否が決まるという。

「少し先の未来では世界がどのように変化するのか。むやみやたらにグローバルファーストではなく、『軸』に照らし合わせることが重要となってきます。例えば、Can:海外で戦えるための圧倒的な優位性を持っているか、Needed:海外での方が潜在的な市場が大きく課題が深いか、Get paid:取り組んでいる市場がグローバル/Internationalで参入障壁が低いか、などですね」

海外に出ることは目的ではなく手段であり、ニューノーマルな世界でより大きなマーケットを目指すのなら、実現するために何が必要なのかを改めて捉え直すことが必要になってくると田所氏は強調する。

田所氏は8月28日(金)に、東京都が主催する、世界を目指す起業家や世界のイノベーションエコシステムの関係者が集うプラットフォーム「X-HUB TOKYO」のキックオフイベントに登壇する。自身の提唱するCan、Needed、Get paidなど『5つの軸』で「With / After コロナにおけるスタートアップの海外進出戦略」をテーマにキーノートスピーチを行う予定だ。

このオンラインイベントではキーノートスピーチに加え、北米、欧州、アジアにおけるスタートアップエコシステムの最新トレンドやスタートアップを対象とした海外展開プログラム等をお伝えする。

「コロナショックで消費者やビジネスクライアントなど『自社の顧客』の行動変化が短期間で、しかも世界中で同時に起きることはこれまでありませんでした。その変化を捉えてビジネス機会を見つけることが大事ですね。2020年は変曲点みたいな年になります。それを見逃さないことが重要です。実は、リーマンショック後の新しい世界のことを、ワインに見立てて『ヴィンテージ2008』と呼ばれています。同じように、10年後、この局面を振り返った際に、2020-2021のスタートアップを『ヴィンテージ2021』と呼ばれる未来がくるかもしれませんね」(田所氏)

新型コロナの世界的流行をきっかけとして、大きく変わったグローバルを相手に事業を展開するには、まずは情報収集が重要だ。この機会に世界の最新トレンドを入手し、With/Afterコロナの次なる一手を今から準備しておこう。

>イベントへの参加お申込みはこちら


<X-HUB TOKYOキックオフイベント詳細>
開催日時:8月28日(金)18:00〜21:00
参加方法:Zoom
※お申込みいただいた方に開催前日までにミーティングURLをご連絡いたします。
主催者:東京都
定員:150名程度
参加費:無料
問い合わせ:X-HUB TOKYO事務局(x-hub.tokyo@tohmatsu.co.jp
※本事業は、有限責任監査法人トーマツ及び独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)が連携して実施いたします。
>>詳細はこちら
※コンテンツ内容は、事前告知なく変更になる可能性があります。

Promoted by 有限責任監査法人トーマツ 文=石澤理香子

あなたにおすすめ