クルーズは先日、ノルウェーのアビド・ラジャ文化相と電話で話した際、ノルウェーについて「とても美しい国で、戻るのが待ちきれない。クルーの皆も私も、またノルウェーを訪れることを心待ちにしている」と語った。
隔離の免除は、ノルウェーのオーラウグ・ボッレスタ農業・食料相が行った新型ウイルスに関する渡航・入国規制の変更についての記者会見で発表された。
これは、今月の規制解除を受けてスペインに渡った推定1万人のノルウェー人にとっては残念なニュースだった。クルーズと違い、スペインからの帰国者には10日間の隔離が義務付けられたからだ。
ノルウェーに到着した撮影クルーに対しては、厳格な医療管理が行われる。ボッレスタ農業・食料相は「製作チームのメンバーはノルウェー滞在中、他の人から隔離される」と説明した。これにより、一般人との交流はできなくなる。またクルーは、定期的に検査を受ける予定だ。
ボッレスタ農業・食料相は、MI7がノルウェーの「自然や文化、歴史」を世界に見せる上で重要だと述べた。
ノルウェー政府は、同シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』でノルウェーが得た宣伝効果に心をよくしたようだ。同作の一部のシーンはノルウェーがロケ地となり、スリリングな崖でのシーンは同国の名所であるプレーケストーレンで撮影された。ただ、物語の舞台はインドとされ、作中ではプレーケストーレンもノルウェーも言及されなかった。
しかしそれでも、ノルウェー映画協会は再び、シリーズ最新作の撮影に対して巨額の助成金を出した。詳しい情報は不明だが、一部のシーンはノルウェー西部ムーレオロムスダール県で撮影される予定だ。
ラジャ文化相はノルウェーの公共放送局NRKに対し、助成金はノルウェーの宣伝だけでなく国内の映画産業振興にも重要だと語った。