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IVS代表の島川敏明

小野や田中とも、IVSにおける課題感を議論し続けていた。そして白羽の矢が立ったのが、運営メンバーで最も若手だった島川だ。

「いろいろと模索していくなか『やはりIVSは若手起業家を盛り上げる役割を担うべきだ』という結論に至りました。ですが、若手起業家が何を求めているのかは、彼らの目線に立たないとわからない。『ならば、運営メンバーのなかで一番年齢が若い島川が代表となり、運営体制を刷新しよう!』となったのです。

しかし、僕はこの業界で無名に等しいですし、前代表である小野さんや田中さんに比べて実力も至らないところばかり。IVSで革命を起こすには、力不足です。そこで、新生IVSのミッションに共感いただき、投資などを通じて若手起業家たちから信頼されている溝口さんや千葉さん、金子さんにも参加をお願いしました」(島川)

新体制のボードメンバーに名前が挙がった3名は、過去のIVSに参加はもちろん、登壇経験もある。そんな彼らはなぜ、今度は運営側として参加しようと思ったのだろうか? 溝口はこう答える。

「僕は2014年に初めてIVSに参加しました。当時のIVSはスタートアップの登竜門。IVS LaunchPadで優勝することが何よりも代えがたいステータスでした。でも、率直に言ってしまうと、近年のIVSはどこか縮小していくように感じていました。僕を含め、盛り上がっていた頃のIVSを知っている人間からすると、とてもさみしい。外野でしたが、できることがあれば協力したいと思っていました。

加えて、僕自身が若手を含めて、挑戦する起業家を対象としたファンドをスタートさせたばかり。IVSに近しいミッションを、僕も掲げていました。そこで島川くんと話し、現在に至ります」(溝口)

「対面の良さ」をオンラインでどう埋めるのか?


新生IVSが新たに掲げたミッションは「次世代の、起爆剤に。」。第一弾となるカンファレンスのテーマは「ゲームチェンジ」だ。これには、新型コロナウイルスによる大きな転換期である今、起業家や投資家はもちろん、IVSにとっても今までにない挑戦への意気込みが込められている。


文=福岡夏樹 写真=小田駿一

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