3. 同じアドバイスを聞いたことがあるか
悪いアドバイスに引っかからないためには、多くのエキスパートから話を聞くことが大切だ。そうすれば、すぐにパターンや共通点に気づき、新たなアドバイスをこれまでに聞いたことと比べられるようになり、その助言をどう捉えればよいか分かる。良いアドバイスは他の人からもその正しさが確認できるはずだ。
この問いは、良い内容だけれども自分が気に入らないアドバイスを無視してしまうことの予防策ともなる。ある助言を頻繁に耳にすれば、ある時点でその重要性に気付ける。だからといって必ずしもそのアドバイスを好きになったり、それに従ったりする必要もないが、頭ごなしに否定しないことが大切だ。
4. そのアドバイスは今の時代や状況に合っているか
さまざまな経歴や経験量のメンターやアドバイザーを持つのは良いことだが、デジタル時代が始まる前に力を持つようになった役員は、文化やビジネスのプロセスに関して現在の環境には合わない考えを持っているかもしれない。一方、数年しか経験がない人は限られた知識に基づいたアドバイスしかできないかもしれない。
異なる業界の人からは斬新な視点が得られることもあるが、それは相手のやり方に深く根付くもので、あなたがやろうとしていることとは真の意味で合致しないかもしれない。異なる業界やセクターからのアイデアは、妥当性を自分が働く分野のエキスパートに必ず確認しよう。