「自分が変わって、世界が変わった」
ひとりでも多くの人に、 自分を好きになる喜びを知って欲しい。そんな想いから、身体・顔・ファッションをトータルにプロデュースする「Human Produce Salon BESTA(ヒューマン プロデュース サロン ビスタ)」と、パーソナルトレーニングと高級セルフエステを月額2万9800円で“受け放題”にする「Karada BESTA(カラダ ビスタ)」を創った人物が、RILISIST代表の黄 皓(コウ・コウ)だ。
Human Produce Salon BESTAは、60分の本格的なパーソナルトレーニングをはじめ、栄養士による食事指導、ヘアメイク、スタイリングなど、多角的なアプローチで“理想の自分”を目指していく新しい形のサロン。一方、Karada BESTAは30分のパーソナルトレーニングと、30分のセルフエステもしくは有酸素運動を組合せることで、通い続けやすい価格を実現している。
「BESTAは、ただ痩せるだけのジムではありません。理想のカラダ・カオ・ファッションに磨き上げる事で、自分を好きになり輝く人生を送るサポートをするジムです」と黄は語る。
16歳で中国から来日。三菱商事を経て、父の会社を引継ぎながら、自身の会社を立ち上げた黄氏。パラレルキャリアの道を歩む中で、なぜパーソナルジムだったのか。これまでの経歴を振り返りながら、従来のパーソナルジムの常識を覆し、近未来的な発想で仕掛けるビジネスモデルの構想について思いを語ってもらった。
MBAをとるか、父の会社を継ぐか。2択で揺れた、商社マン時代
自分は16歳のときに中国から日本に来ました。早稲田大学を卒業し、三菱商事に入社することができたのですが、もともと父が貿易系の会社を経営していたので、将来的には「自分が継ぐのかな」と、当時はぼんやり考えていました。
三菱商事に入社して2年目。とある案件が、自分にとっての転機となりました。某外資系企業が求める材料を足掛け2年探し続け、実際にコンペで案件を受注することができたのです。そこで仕事の楽しさを知り、会社での評価も上がってきたのです。
それから様々なプロジェクトに携わらせていただけました。そして5年目になり、少し仕事にも余裕が出てきたタイミングで、転職を考えるようになりました。
「そろそろ転職しようと思っているんです」と素直に上司へ伝えたところ、当時の上司から「将来、海外で戦略に関わった仕事をしてほしいからメキシコに行ってこい」と言われ、スペイン語の習得も魅力的だったので駐在を決意しました。
しかし、メキシコでの仕事は車のシートを固定するネジ部品を扱うことがメインで頭では車に欠かせない重要な部品に携わっていることは理解していたのですが、結果が目に見えない部分もあり、個人的には全く面白くなくて。「この仕事を続けた先、10年後の自分に何が生きるんだろう」と自問自答の日々が続きました。