マーカス・バイ・ゴールドマン・サックスは、投資銀行ゴールドマン・サックスが手がける初の一般消費者向けビジネスだ。また、1869年に創業されたゴールドマン・サックスにとって、150年間におよぶ歴史のなかで初めて、アスリートとスポンサー契約を結ぶブランドでもある。
マーカス・バイ・ゴールドマン・サックスを管轄するゴールドマン・サックス消費者・投資管理部門のブランドマーケティング責任者ダスティン・コーン(Dustin Cohn)は、「私たちの商品とサービスを好む消費者層は、スポーツファン、とりわけゴルフ好きが多い。とはいえ、今回パートナーシップ契約を結んだのは、ゴルフ選手だからというわけではない。相手がキャントレーだからだ」と語る。
「ビジネスのいかなる面においても、潜在的なパートナーを見定める際には、価値観が似通っていることを私たちは重視している。キャントレーは確かに私たちと同じ価値観を持っている。マーカス・バイ・ゴールドマン・サックスは誕生してまだ日が浅く、前途有望な金融ブランドだ。キャントレーもまた、若く前途有望なゴルフプレイヤーであり、申し分ない組み合わせに思えた」
具体的にキャントレーのどの素質が、マーカスというブランドに最適なのかを尋ねたところ、真っ先に挙げられるのは彼の断固たる信念だと、コーンは述べた。
「キャントレーの素晴らしいところは、コース上で優れたプレイを見せようと力を尽くす姿勢だ。私たちも同様に、業界最高水準の商品を顧客に提供するべく尽力している」
キャントレーが、マーカス・バイ・ゴールドマン・サックスのビジネスについて深い関心を寄せたことも印象的だったという。
「キャントレーは、私たちのブランドに心から興味を持ち、商品について学ぼうとしてくれた。キャントレーを知る人に話を聞くと、誰もが、彼の探求心の旺盛さを挙げるのだが、そうした探究心は、私たちが彼と交わした会話のいたるところに現れていた。顧客のフィナンシャル・ウェルネス(経済的な健全性)向上を目指すマーカスの取り組みについて、彼のようなポジションにいる人が、心から関心を寄せ、学ぼうとしてくれる姿を目にして、元気づけられたと同時に、彼と仕事をしたいという思いを強くした」
キャントレーは、自分はプロゴルファーとしてパフォーマンスにつねに集中しており、パートナーにも、自分と同じような心構えを持つ者を求めていると述べた。