書斎で過ごすひとり時間を充実させる美しい家具たち

デザイナー蛯名紀之が手掛ける「クレール」


もちろん照明にもこだわりたい。仕事や読書をする時は手元を照らすべきだが、リラックスタイムなら優しく空間に光を届けたい。しかし書斎がそれほど広くないのなら、照明器具は一つで十分かもしれない。そういう場合はシェードの位置や高さを変更できるタイプはどうだろうか。

1948年にバルセロナで創業したCARPYENの「CAR-GALELIA」という照明は、デザイン自体はシンプルで普遍的なのでそんな空間にも似合うが、シェードの高さを151cmから122.cmまで自由に変えられるので、シーンに応じた使い分けが可能になる。


CARPYEN「CAR-GALILEA」幅30×奥行き62×高さ122.5~151cm。11万円

誰にも邪魔されず、一人のリラックスタイムを楽しみたいなら、ソファも必要だ。しかしガッチリとした本格派は、空間に圧迫感を与えてしまうだろう。そういう時は片肘式のカウチタイプを選ぶのがいい。

ポルトローナ・フラウ「クレイトン」は、巨匠ジャン・マロー・マッソーが手掛けるソファだが、カウチタイプもラインナップされる。上質なペレフラウレザーも、軽やかなメタルレッグや38cm高という低めの座面のお陰で圧迫感は薄い。座ったり寝ころんだりと、優雅な時間を過ごせるだろう。


ポルトローナ・フラウ「クレイトン」幅189×奥行き88×高さ73/座面高38cm。187万円

書斎で過ごす一人きりの時間はとても贅沢でもある。この時間を楽しむなら、贅沢の家具が必要なのである。

問い合わせ/IDC OTSUKA新宿ショールーム
03-5379-4321

文=篠田哲生

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