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Abbott’s ID NOW platform(c)Abbott

医療機器大手のアボットのトップは、新型コロナウイルス感染症の診断検査の需要は、2021年に入っても、そしてワクチンが入手可能になってからも大幅に伸びるだろうとの見通しを述べた。

アボットやそのライバルの製薬会社は、新型コロナウイルス感染症検査キットの生産を強化する必要があり、パンデミックが終息するまでその重要性は変わらない。とりわけ、今秋以降の季節性インフルエンザの流行期間中と、ワクチン開発の完了後に重要なものになるだろう。

アボットのロバート・フォード最高経営責任者(CEO)は、四半期決算発表の際、アナリストからの質問に答えて、「ワクチンが入手可能になったあとは、自然免疫反応とワクチンに起因する免疫反応の両方を監視し評価するためのサーベイランス検査が継続的に実施され、さらに、ワクチンによる防御効果に関するリアルタイムの監視と追跡が定常的におこなわれると考えている」と述べた。

フォードCEOの発言は、米国をはじめとする世界各国で、新型コロナウイルス感染症の検査需要が長期的に持続するだろうという医療検査・機器メーカーの考えを示すものだ。こうした検査需要は、ウイルスの拡散を食い止めるだけでなく、ワクチン承認に向けた準備としても必要になると考えられている。

「新型コロナウイルス感染症の検査は、この先もずっと必要になるでしょう。それはワクチン完成後も同じです」と、フォードCEOは言う。「診療所を訪れる発熱患者は、自分がインフルエンザなのか新型コロナウイルス感染症なのかを知りたいはずです」

アボットは、すでに新型コロナウイルス感染症検査キットを全世界で約4000万個販売した。同社が販売する検査キットは、病院内の検査室での使用だけでなく、パンデミックの最前線に設置されるドライブスルー検査所や診療所、緊急医療センターといった臨床現場での即時使用にも対応している。

米国をはじめとする国々は、まだワクチンの安全性と有効性が実証されていないにもかかわらず、すでにワクチンの生産能力を強化している。

翻訳=的場知之/ガリレオ

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