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2020.07.26 15:00

ウィズコロナ時代の旅行は、知らない場所より馴染みの場所へ

Getty Images

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新型コロナウィルス感染症の世界的な流行を受けて新たな世界秩序が形成されつつある中、旅行に対する行動や根本的な考えに変化があったことは明らかだ。
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本格的な夏の到来を前に、世界各地の旅行者が「ニューノーマル」に適応する中で、Hotels.comTMが実施した新たな調査(One Poll社によって2020年5月28日から6月11日に実施され、日本人500人が回答)により、Withコロナ時代の旅行における5つのトレンドが分かった。

1.海外に行けなくても旅行を夢みる人々、そして慎重だけど楽観的な旅行者


新型コロナウィルス感染症が休暇の選択肢を狭め今後の見通しが立たない中、回答者の83%が「また旅行をしたい」と願っているなど、旅行に飢えてるということは確かだ。また、世界を旅してきた旅行者は自粛期間中も、平均して1日3回近く旅行のことを考えていたことが分かった。

しかし、旅行への欲求が強まる一方で、旅行に対する意識にも変化が表れている。回答者の70%が、渡航禁止や制限などがすべて解除された後でも、「旅行するのは不安だ」と認めている。実際、旅行者の42%は、「旅行の再開には治療薬またはワクチンの開発を前提としている」と回答している。最も安心してまた旅行ができるようになるには、「日本での新たな感染者が出なくなったとき」と回答した方が15%、「政府が旅行の安全を保障したとき」と回答した方が15%という結果となった。
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旅行にはワクチン摂取が前提とする人42%

また、身軽に旅行をすることはなさそうだ。インターネットの環境や旅行先でおしゃれを楽しむことよりも、マスク(74%)、除菌シート(50%)、手指消毒薬(47%)といったウィルス対策アイテムが次の旅行に持っていく物リストのトップに入った。アクセサリーやサングラス、帽子(34%)のほか、PC、iPad、本・雑誌(24%)など旅の定番グッズの優先順位は下がっている。

旅行にはマスクが必要という人74%

2.よみがえれ、思い出。知らない場所より馴染みの場所へ


Withコロナ時代の旅行については、馴染みの場所が安心につながるようだ。行ったことのない場所(14%)や憧れのスポット(12%)を抜き、回答者の37%が「お気に入りの旅先をまた訪れたい」と考えていることが分かった。また、32%が「国内の魅力を探求したい」と答えており、日本人として一番馴染みのある自国が、やはり安心できるようだ。

37%が昔の場所を再訪したいと答えた

馴染みの場所で新たな何かを再発見したいという希望も明らかで、次の旅行先について、海外旅行(12%)よりも国内旅行を選ぶ回答者が71%にのぼった。また、旅行者が行きたい国内旅行先トップ3は、那覇(30%)、札幌(27%)、京都(25%)という結果に。調査結果によると、関東地方に住む回答者はこれらの都市を選ぶ傾向が他の地方より強く、地方では東京も人気の旅行先となっている。

3.心と「胃袋」の癒し


また、世界的な感染拡大により、旅行を通じて精神的・身体的な健康を高めたいと考える新たな旅行者タイプがいることが判明した。日本の旅行者の81%は、「旅行は、心身を豊かにするWithコロナ時代の有効なストレス解消法になりうる」と考えている。Withコロナ時代の休暇においては、「リラックスしてストレスから解放される」(52%)ことが、このようなタイプの旅行者が最も楽しみにしていることの1つになるようだ。
 
ウェルネス休暇は、マッサージやヨガを体験することだけではない。旅行者の50%は、「旅行中に大切な人と、質の高い時間を過ごすことで、心身が豊かになる」と感じている。美味しい物を食べること(47%)も、旅行中に心と「胃袋」を養うのに重要な役割を果たすようだ。これは滞在中の体験にも関連し、旅行者の49%が「毎日清潔なタオルを得られることが重要」だと考えており、心身を豊かにするために宿泊施設が提供すべきアメニティとして1位に選ばれた。その他の重要なアメニティには、2位と3位に共用部における手指消毒液などの衛生用品(44%)と無料のボトル入り飲料水(40%)がランクインしている。

70%の人が安らぐのは温泉だと答えた

4.温泉で不安を軽減


喧騒から逃れたいという傾向は、旅行者が癒しを求める宿泊施設のタイプにも反映されている。温泉旅館(70%)、朝食付きホテル(47%)、ビーチリゾート(32%)は、旅行者にとって最も安心できる宿泊施設となっているようだ。

「旅行ができるようになったら混雑した場所を避ける」との回答者が34%もいることから、慎重な旅行者にとって貸切や露天風呂付き客室のある温泉旅館が魅力的なのも自然なことかもしれない。

5.家族を大切にし、旅行したい欲求を満たす


今回の自粛期間を通じて、家族の大切さが身に染みた方も多いのではないだろうか。旅行の動機のトップとして、26%が、「家族やしばらく会っていない友人と過ごす時間を増やすため」と回答している。家族との休暇(39%)が、パートナーとの休暇(21%)やショッピング(12%)よりも、今までの生活に戻ったときに最初にしたいことのようだ。

気分転換(54%)やWithコロナ時代の自由を最大限に楽しむ(38%)ことが、日本中の方々が旅行をする動機の一部であることは予想通りといえるかもしれない。

Hotels.com日本代表の井尻岳人は、以下のように述べている。

「世界が『ニューノーマル』に適応するにつれ、皆様が長い間旅行することができず、次に旅行ができる機会を楽しみにしていることをHotels.comは理解しています。 旅行をしたい気持ちを満たすためのInstagramの投稿やコメントを数多く目にしています。当社一同も旅行が大好きで、お客様と同じように再び世界を冒険できる日を楽しみにしています。Hotels.comは、お客様が今後も最適な宿泊先を自信を持って選択できるよう、様々な旅行先や目的といったニーズに的確に合う幅広い宿泊オプションを提供してまいります」

PR TIMESより

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