本社会実験は、昨年5月に開催された「World Towns Leadership Summit 2019」に合わせて第1回を実施。『天然芝』の緑豊かな公園となった丸の内仲通りは多くの人に憩いの場を提供した。
第2回となる今年は新型コロナウイルスの影響を考慮し、密集・密閉・密接を避ける新しいライフスタイルを提供すべく、屋外空間である丸の内仲通りを活用し「そうだ!ストリートに出よう!!」をテーマに、3つのコンセプト「Urban Terrace+」「Cozy Green Park」「Open Air Office」にブロック分けをし、開放的な道路空間を提供する予定だ。
その他にも、それぞれの空間の利用状況やワーカーや来街者の行動について、人流センサーやGPSを用いて検証したり、設置する天然芝やドライ型ミストの酷暑環境改善効果を測定するなど、スマートな取り組みを推進します。また、丸の内仲通りではこれまでも公民協調のもと憩いの空間を提供していたが、新型コロナウィルスの影響を受けて国による道路占用許可基準緩和が発表されるなど、道路の使われ方に新たな潮流ができ始めており、今回の取り組みでも 一部沿道店舗客席の拡張を行う。さらに、密集を避ける取り組みの一環として、本社会実験の特設ウェブサイトでは、リアルタイムで各ブロックの混雑度が「Social Distance MAP」で確認できる。
丸ビルと三菱商事ビル・郵船ビル前のブロックでは、通常の「Urban Terrace(平日11時~15時、土日祝日11時~17時、車両交通規制)」から車両交通規制時間を拡大した「Urban Terrace+(アーバンテラスプラス)」を実施。道路空間を有効活用しビジネスやランチの場としてソーシャルディスタンスを保った空間を24時間提供する。
昨年の様子
丸の内二丁目ビルと丸の内仲通りビル前のブロックは、「Cozy Green Park(コージーグリーンパーク)」をテーマに天然芝を敷き緑豊かな公園を創出。ソーシャルディスタンスを保ちながら座れるベンチや、昨年の台風19号の影響で倒木した長野県野尻湖宇賀神社のご神木を再利用したテーブルや丸太ベンチを設置。
丸の内パークビルと明治安田生命ビル前のブロックは、「Open Air Office(オープンエアオフィス)」をテーマに パラソル等を設置し、フリーWi-Fiや電源環境も整えて新たなワークプレイスの場を提供する。
期間中は酷暑対策としてドライ型ミストを設置すると共に、7月6日より再開した丸の内仲通りアーバンテラスと共に、安心・安全に利用していただくため、「アーバンテラス Good Manners」の呼びかけを全てのブロックで実施する。
これからの大手町・丸の内・有楽町は、多様な来街者が最適な時間に集まり、交流して価値を生み出す舞台と変わっていく。ウォーカブルな街としての可能性を追求する大丸有地区を楽しんで欲しい!
(*1)「一般社団法人 大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会(大丸有協議会)、NPO法人 大丸有エリアマネジメント協会(リガーレ)、一般社団法人 大丸有環境共生型まちづくり推進協会(エコッツェリア)」の3団体は連携して大丸有地区のまちづくりを推進しています。