ビジネス

2020.07.22

「NASAの宇宙ポンチョ」が5日で完売、その成功の秘訣

Ethan Miller/Getty Images


ランプルは過去にも、オバマ政権のグラフィックデザインを担当したアーロン・ドラプリン(Aaron Draplin)をはじめ、さまざまなブランドやアーティストとコラボレーションを展開して成功を収めてきた。しかしウェルズは、「NASAのタイムリーなパブリックドメイン画像を宣伝に活用できたおかげで、まさに完璧な『打ち上げ』になった」と感じているという。

「私たちも驚いた要素のひとつが、このコレクションは(通常とは異なる素材や装飾を用いているため)当社の一般的なブランケットやポンチョの価格帯よりも高額だったにもかかわらず、それで売れ行きが鈍る様子がまったく見られなかったことだ」とウェルズは話している。

ランプルのデザインチームは、ポンチョを完璧なものにするために、5Kラミネート加工防水ショルダー、NASAカラーの赤でそろえた装飾や細部、耐久性撥水(DWR)加工、ドリンク用の隠しポケットを採り入れた。洗濯機での洗濯が可能で、ポンチョを収納袋につめれば枕としても使用できる。

「このコレクションが人気を集めるのはわかっていたが、完売するスピードと熱狂ぶりは予想を超えていた」

今後のコレクションについては、「エキサイティングな」製品の開発を進めているが、まだ始まったばかりの段階だとウェルズは話している。

「家庭で使われることを念頭にデザインされたランプル製品が、さらに登場するはずだ」とウェルズは述べている。「エキサイティングなブランドやアーティストとのコラボレーションも期待してほしい」

翻訳=梅田智世/ガリレオ

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