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「クーポン・フォロー(CouponFollow)」が実施した最新の調査により、コロナ危機に際して、米国の消費者の多くがサブスクリプション型のサービスを好んで利用していることがわかった。なかには、そうしたサービスを初めて利用する人もいる。

調査対象になった1000人を超えるショッピングサービス利用者のうち、5分の1にあたる人が、パンデミックに際して製品を確保するためにサブスクリプションボックスを購入していた。この調査では、特に人気の高いサブスクリプションサービスが「ハローフレッシュ(HelloFresh)」(21%)、「バークボックス(BarkBox)」(20%)、「ブルーエプロン(Blue Apron)」(19%)、「ダラー・シェイブ・クラブ(Dollar Shave Club)」(18%)であることも明らかになった。

小売事業者は、こうした消費行動の変化に注目している。今後を予測したデータでは、D2C(Direct to Consumer)ブランドの最大75%が、2023年までにサブスクリプションベースのサービスを提供するようになるとされている。

サブスクリプションサービスは、さまざまな業界やバーティカル市場で成長していると報じられている。

サブスクリプション決済プラットフォームのリチャージ・ペイメンツ(ReCharge Payments)でマーケティング担当バイスプレジデントを務めるルーク・レテラス(Luke Retterath)は、「コロナ危機発生以後、当社では、サブスクリプション業者の処理総数が2桁増を記録している」と話している。

「一部のバーティカル市場が、ほかよりも大きな恩恵を受けているのはたしかだが、ほぼすべてのセクターで好調な業績が見られている。また、4月と5月に企業が急速にオンラインに移行したことに伴って生まれた新たなサブスクリプションビジネスが大きく成長している」

カンナビジオール(CBD:向精神作用がない大麻の成分)製品を提供するエクイリブリア(Equilibria)は、まちがいなくそれにあてはまる。同社のサブスクリプションベース製品の需要は、3月から100%も増加している。

コーヒーのサブスクリプションを提供するグラウンズ・アンド・ハウンズ・コーヒー(Grounds & Hounds Coffee Co.)も、パンデミックの期間に急成長した。同社の月決めの契約者数は、外出禁止令の発令に伴って35%増加した。

では、こうした需要の増加を何が導いているのだろうか?

グラウンズ・アンド・ハウンズの創業者ジョーダン・カーチャー(Jordan Karcher)によれば、同社は、サブスクリプションサービスに関する特価販売やプロモーションはいっさいおこなわなかったものの、サブスクリプションの節約効果、利便性、柔軟性に重点を置いた宣伝文句によるサービス紹介に力を入れたという。どうやら、その効果はあったようだ。

翻訳=梅田智世/ガリレオ

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